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[BOOKデータベースより]
今日、日本の古代に関する様々な全集が競って出版され、古代史ブームといわれるほどの賑わいをみせている。しかし、ほんとうに学問としての問題はどこまで明らかにされているか、あるいはどの部分が不明なのか、どの分野の問題が、いま注目を集めているか。そしていま、古代史研究では何が要求されているか。本書は様々な視点から、新しい古代に通じる扉を開くための学的作業を行う。
初期庄園の展開
平安初期の政治改革
平安時代の氏族
平安京と律令政治
古代家族と女性
律令制下の刑罰と赦
平安前期国司監察制度の展開について
有力農民の成長を考えるために
諸寺別当制をめぐる諸問題
王朝国家の政治機構
国衙軍制―研究動向と課題
平安後期の土地関係
院政
平安後期の農業技術
平安後期の国家と財政
平安後期の国衙領支配と在地村落