日産がホンダに食われる日

今やトヨタの敵はホンダになった

あっぷる出版社
集団トプラ　

• 価格: 1,100円（本体1,000円＋税）
• 発行年月: 1986年04月
• 判型: Ｂ６
• ISBN: 9784871770224

内容情報

[BOOKデータベースより]

「なぜ、うちとホンダさんが比べられなければならないのですか」日産自動車広報室・勝田一郎第１課長は、納得がいかないという表情でこう答えた。トヨタに大きく水をあけられ、シェアがジリ貧となっている現状は、他の誰よりも日産自身がいちばんよく認識していることだ。日産にとって、今ホンダと比較されること自体、まったく不本意なことなのであろう。ビッグメーカーとしての名誉と沽券に賭けても「日産のライバルはトヨタ以外にはない」というわけだ。ジリジリと追い上げるホンダと、差を縮められつつある日産。本書はマラソンにも似た企業競争における両社のレース現場を実況中継し、それぞれの“体力”と“個性”を比較検討しようとするものである。

なぜ、ホンダは強いのか
ホンダの若さは日産の官僚体制を凌駕する
久米新社長登場で“技術の日産”は復活するか
アメリカ大陸で開幕した日産・ホンダ戦争
日産のクルマはなぜ売れない
ヒット商品を次々生み出すホンダのＣＭ戦略
グループ戦略と財務戦略両社の強味と泣き所
円高に外国車の攻勢・不安だらけの自動車業界