- 百人一首一夕話 上
-
- 価格
- 1,177円(本体1,070円+税)
- 発行年月
- 1972年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784003023518
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[BOOKデータベースより]
江戸時代後期の学者尾崎雅嘉(1755‐1827)があらわした異色の『百人一首』注釈書。一首ごとに行きとどいた評釈がほどこされているのは言うまでもないが、それだけではない。歌人一人一人にまつわる興味ぶかいエピソードがふんだんに添えられていて、雅趣あふれる読物となっている。放浪の画家大石真虎えがく百余の挿絵もまた楽しい。
天智天皇―秋の田のかりほの庵の苫をあらみ我が衣手は露に濡れつゝ
持統天皇―春過ぎて夏来にけらし白妙の衣干すてふ天の香具山
柿本人麿―あしびきの山鳥の尾のしだり尾の長々し夜をひとりかも寝む
山部赤人―田子の浦に打出でて見れば白妙の富士の高嶺に雪は降りつゝ
猿丸大夫―奥山に紅葉踏み分け鳴く鹿の声聞く時ぞ秋は悲しき
中納言家持―鵲の渡せる橋に置く霜の白きを見れば夜ぞ更けにける
安倍仲麿―天の原ふりさけ見れば春日なる三笠の山に出でし月かも
喜撰法師―我が庵は都のたつみ鹿ぞ住む世をうぢ山と人はいふなり
小野小町―花の色はうつりにけりな徒らに我が身世にふるながめせし間に
蝉丸―これやこの行くも帰るも別れては知るも知らぬも逢坂の関〔ほか〕