第二回　静岡書店大賞　発表！

第２位 『しろくまのパンツ』  著者：ｔｕｐｅｒａ　ｔｕｐｅｒａ

書店員の皆さまのコメント

●子どもに読み聞かせたら、ウケはピカイチの絵本！もうオチがサイコーです。笑いの渦に巻きこんじゃいます。豊かな色彩と仕掛け、優しいタッチがたまりません。（戸田書店リブレ菊川店　白岩様）
●たくさんのカラフルでかわいいパンツと、最後の微妙なオチ…。tuperatuperaワールド全開の一冊！！（ＴＳＵＴＡＹＡ佐鳴台店　幸田有紀美様）
●パンツをなくしたしろくまさん。困っているしろくまさんにネズミさんが心配して声をかけます。二人で一緒にパンツを探しに出掛けますが…。ステキなパンツがたくさん出てきてページをめくるのが楽しくなる、誰かと一緒に読みたい絵本です。（BOOKアマノ入野店　尾関葉子様）
●今、しかけえほんの最先端はこのパンツですよ。（マルサン書店仲見世店　本田様）
●これはほんのオビではございません。しろくまくんのたいせつなパンツですので、だいじにあつかってくださいませ。（江崎書店袋井店　新村英希様）

第３位 『りんごかもしれない』  著者：岡田よしたか

書店員の皆さまのコメント

●これはすごい。これを「絵本」でやるのがすごい。いや、これは「絵本」でしかできない。絵本のあまりの可能性にゾクゾクします。（マルサン書店仲見世店　本田様）
●…普通のりんごではないかもしれない。もしかしたら、りんごではないのかもしれない。これは、りんごに似た何かだ！…では、何でしょう？？さあみなさん、想像　してみてください。これは、○○かもしれない！！（BOOKアマノ入野店　松本浩憲様）
●机の上のたった１個のりんご。そのりんごをみて広がる想像の世界。りんごの変身ぶりに大人も子供もおもわず笑ってしまう、大満足の１冊。ずっととっておきたい1冊！（吉見書店長田店　常木和幸様）
●まさかりんごでここまで発展するとは思わなかった。ツッコミ所がいっぱい。でも妄想は大事です。考える力です。（江崎書店ベイドリーム清水店　前本様）
●目の前の、1つのりんごから始まる、男の子の奇想天外な想像のお話。「もしかしたらこれはりんごじゃないのかもしれない」「ぼくからみえないはんたいがわはミカンかもしれない」…。可能性について考えることを楽しく感じさせてくれる絵本です。最期まで続く「かもしれない」という語尾の緩さと、ヨシタケさんのユーモラスなアイデアが絵とマッチして、クセになる面白さです。（戸田書店リブレ菊川店　田島百花様）
●“かもしれない”の発想のバリエーションがすごい！“きょうだいはもっとたくさんいるかもしれない”のところは何度読んでもバカバカしいやら、感心するやらで、笑ってしまいます。（静岡市内　図書館員様）
●これはもう「哲学」でしょう。頭の非常に柔らかな哲学。子どもはみんな哲学者なのかもしれない。たぶんりっぱな大人であろうヨシタケさんの発想力には恐れ入った。こういう視点で物事を見て考えていけば楽しくなるだろうなと思う反面、ややこしくなりすぎてこんがらがっちゃうかもとか思ってしまった（笑）。異色の作品かもしれないけど、親子で楽しめる作品です。（県内　書店員様）
●大人になると「リンゴ」は「リンゴ」でしかなくなる。だから大人は子どもに「リンゴ」を「リンゴ」としか教えない。でもそれは本当にリンゴ？リンゴって何？目の前のものを当り前に“ソレ”として見るのではない、色んな想像力や創造力を感じられる、育てられる絵本だと思いました。子どもに「なんで？」「どうして？」と聞かれて思わず怒ってしまう大人にも読んでもらいたい。子どもの頭の中を見ることが出来る絵本です。（戸田書店掛川西郷店　松浦様）

書店員の皆さまのコメント

●大人になってもこの絵本をめくると、パンの絵がおいしそうでパン屋さんっていいなと思ってしまいます。そして、小さな頃に読んだ小さな記憶がよみがえって心があたたかくなります。世代をこえて読まれる絵本のすごさを実感します。何といっても今年は40年ぶりの続編も刊行されて、チョコちゃん、りんごちゃん、レモンちゃん、おもちちゃんが大きくなったお話が読めて、とても嬉しかったです。（吉見書店竜南店　スタッフ様）
●いろんな種類のパンの絵を見ているだけで楽しめる、大好きな絵本です。（谷島屋呉服町本店　田島真由美様）
●からすのパンやさんから40年目にして続編が発売されました（しかも4冊も！）発売前から問合せが多く、どろぼうがっこうの続編もあり、2013年はかこさとし先生イヤーと言えるでしょう。2世代、3世代に渡り愛され続けている稀有な絵本。（藤枝江崎書店駅南店　スタッフ様）
●小さい頃に自分も読んだ絵本で、出てくるパンがかわいくて楽しくて、何度も見ていたのを覚えています。読むだけで終わりではなく、「わたしだったらこんなパンを作りたい」と、絵に描いたり粘土で作ったり、親子や友達と話したりと、そこから広げていくことの出来る絵本だと思います。（戸田書店城北店　伊達沙織様）
●少し文字数は多いけれど、からす1羽1羽、パン1つ1つ全て描き分けられていて、絵を見るだけでも楽しめます。子どもと「どのパンがいい？」なんて会話をしながら読めるのもいいですね。（谷島屋イオンモール浜松志都呂店　鈴木千尋様）
●出版後40年経ったが、世界観は色褪せず「泉が森」が変わりないことが喜ばしい。（三島市立図書館司書　渡辺基史様）
●こどものころ、お母さんに読んでもらった「からすのパンやさん」のその続編を、今度は私が子どもに読んであげられる幸せ。いつの時代も愛され続ける絵本です。（BOOKアマノ有玉店　辻克己様）
●あの加古さんが新刊を出す！と聞いた時、正直耳を疑って、そして感動のあまりに泣けたよ。しかも続編四作、さらに「どろぼうがっこう」続編も二作も。御歳87にしてこの創作意欲は凄いの一言。児童書界において今年の快挙だ！成長したからすの子どもだちの活躍ぶりに脱帽するとともに、祝福の気持ちで一杯です。加古さん、ありがとう！！（戸田書店掛川西郷店　高木久直様）
●このシリーズは、どれも読むと成長する過程だったり、人と思いやる心だったり、助け合う心だったり、色々なことが学べます。（吉見書店　杉村様）
●名作「からすのパンやさん」の四羽の子どもたちが「おかしやさん」「やおやさん」「てんぷらやさん」「そばやさん」に！どのお話をかわいく楽しくおいしそ〜♪私は4部作の最終話「そばやさん」に一番惹かれました。いろんな麺類がとにかくユニーク、次から次へともう最高！！一度に4冊もつづきのお話を出してくれた加古里子さんに感謝です！（吉見書店　吉見佳奈子様）

書店員の皆さまのコメント

●大好きなデパ地下の感じが手に取るようわかり、個性的なキャラクターがいきいきしている。椿店長はかっこいいし、立花くんはオトメンだし、アンちゃんは愛らしいし。読み終わってすぐに「続編読みた〜い」って思いました。（谷島屋浜松本店　スタッフ様）
●これは絶対に映画化してほしい！季節感いっぱいの和菓子も魅力的だけど、何よりアンちゃんがかわいい！（浜松市立　中央図書館員様）
●坂木さんの作品は、物語の舞台が身近な場所なので、情景がすぐに浮かびます。アンちゃんは、是非柳原可奈子さんでお願いします！（ぶっくす三峰　スタッフ様）
●和菓子に胸ときめかせるアンちゃんの清々しさ。古くからの色々な和菓子の由来になぞられて作られている和菓子を結びつけられた、ちょっとした謎解きが心地よくて魅力的だ。（シミズBOOKS　杉田レイ子様）
●ユカイな登場人物と、ミステリ仕立ての構成はそのままに実写映画化希望です！！美味しそうな和菓子をいーっぱい出してほしい！（谷島屋呉服町本店　小泉衣里様）
●和菓子のノウハウや知識が得られて面白いじゃん！と思いました。映像化したら美味しそうな和菓子がたくさんでてくるんだろうな。（TSUTAYA佐鳴台店　杉山友梨様）