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創作の現場

著者関連商品

黒鉄の志士たち
日本人の手で大砲を造る…。幕末佐賀・鍋島藩は、オランダ渡りの1冊の専門書だけで反射炉を建設、鉄を作り大砲を製造しようとした。藩主・鍋島直正と男たちの孤独な戦いの物語。
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唐人さんがやって来る
版元「荒唐堂」の利輔は、朝鮮通信使の来日が近いと知り、かつて父が望んだ幕府公認絵図の発行を目指す…。東京オリンピックより200年前。お江戸を沸かせた大イベント。感涙抱腹必至の書き下ろし歴史小説。
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調印の階段
願わくは御国の末の栄え行き/我が名さけすむ人の多きを。降伏文書への調印や戦犯になったことで不当に低い評価を受けている外交官・重光葵。その激動の生涯を掘り起こして光を当てた力作長篇小説。
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2014年 1月号
植松三十里Midori Uematsu

「男の世界」となりがちな歴史小説において女性(母、妻、娘)の立場や家族の姿を描く作風が持ち味。一方、幕末・鍋島藩で製鉄に挑む熱き男たちの生きざまを活写した最新小説『黒鉄の志士たち』が評判を呼んでいる。そんな植松三十里さんの仕事場は自宅の和室。一家の主婦として家族の世話をしながらの執筆活動だ。冬は“どてら”姿が定番。炬燵でパソコンに向かう。「『黒鉄の志士たち』の読者の方には作品とのギャップが大きすぎるかな。書いたのがこんなおばさんで(笑)」

デビュー10周年。『おばさん四十八歳 小説家になりました』を出版した。いわば「小説家・植松三十里ができるまで」の奮闘記。著者の人柄が垣間見える、ユーモアたっぷりのエッセイ集だ。「歴史小説家志望の方へ」と、自身が小説講座で学んだ極意を惜しげもなく披露していたりもする。「捕物帳や長屋人情ものなどの時代小説に比べて、歴史小説は読むのに少し構えてしまうところがあるかも知れません。でも、ぜひ軽い気持ちで歴史小説に手を伸ばしていただきたいんです」

創作の現場

史料の詰まった本棚と炬燵の間に置いた座椅子が指定席。本棚は向かいの壁面とダイニングルームにもあり、さらに押入れにも史料が。「これ以上増えたら、古本屋さんに引き取りに来てもらわないと」。部屋の一角には、季節ごとの和服を収納した桐箪笥。机上のノートパソコンはキーボード代わりとして使い、「画面が小さくて目が疲れるので」大型モニターを接続し、目から離して置いている。夏季は「エアコンの真下で涼みながら、長椅子に座って脚にノートパソコンを載せて」が執筆スタイル。

(日販発行:月刊「新刊展望」2014年1月号より)

今月の作品

おばさん四十八歳 小説家になりました
新人賞に44回も応募した修業時代、デビューはしたものの2冊目がなかなか出ないあせり、そして新田次郎文学賞受賞。ドタバタ取材行から家族との絆まで。笑いあり涙ありのおばさん小説家奮闘記。
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植松三十里さんにとっての「トクベツな3冊」

清兵衛と瓢箪/小僧の神様
清兵衛と瓢箪/小僧の神様
志賀直哉
植松三十里さんのコメント
子供の頃、母に買ってもらった絵本が、とてもステキな装丁で、宝物のように大事にしていた。『清兵衛と瓢箪』という題名と、断片的な内容だけは、その後も、ずっと記憶に残っていたのだが…

悪女について
悪女について
有吉佐和子
 
徳川家康
徳川家康 1
山岡荘八

プロフィール

植松三十里
植松三十里
静岡市出身。東京女子大学史学科卒業後、出版社勤務、在米生活などを経て、2003年「桑港にて」で第27回歴史文学賞を受賞し、翌年単行本デビュー。09年『群青 日本海軍の礎を築いた男』で第28回新田次郎文学賞受賞、同年『彫残二人』で第15回中山義秀文学賞受賞。『辛夷開花』『調印の階段』『唐人さんがやって来る』『黒鉄の志士たち』など著書多数。
越前漆器。「植松なので(笑)」松の意匠の吸物椀と銘々皿。椀蓋の裏には松葉があしらわれている。朱色が鮮やかだ。「塗物、好きなんです。いつか輪島塗の話を書きたい」。次に取り組む作品のテーマは昭和史、そして「幕末の海防と外交」の予定。

新刊展望のご案内

新刊展望 2014年1月号
【今月の主な内容】
[特集] 黒田官兵衛を読む
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著者関連商品

群青
幕府海軍の設立から、その終焉まで立ち会った男、矢田堀景蔵。幕府学問所で秀才の名をほしいままにした景蔵は、阿片戦争の波及を恐れた幕府の命により、長崎の海軍伝習所に赴任した。そこでは勝海舟、榎本武揚等、その後の幕府の浮沈を共にする仲間と出会う。幕府海軍総裁まで昇りつめた男の生涯。
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