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[BOOKデータベースより]
所得、経済開発レベル、公共財、健康、福祉、政治体制、治安、平等性…。既成の指標だけではとらえきれない人びとの幸福を測定できるか。
第1章 幸福の経済学
[日販商品データベースより]第2章 幸福と所得をめぐる議論―その実質、方法論、そしてイースターリンのパラドックス
第3章 世界の幸福の決定因子
第4章 幸福は重要なのか
第5章 諸国・諸文化の幸福と健康
第6章 経済成長、金融危機、不平等、その他
第7章 幸運と不幸への適応―友人、自由、犯罪、汚職は幸福にどのような影響を及ぼすか
第8章 世界の幸福―政策に向けた教訓と疑問
人の幸せを測るものさしはお金だけ?
そもそも幸福とは世界共通の価値なのか。幸福な農民と不幸な金持ちというねじれを科学的に究明する。
国が豊かになっても人びとの幸福度が変わらないのはなぜなのか?
世界最高峰のシンクタンクで長らく世界の貧困や格差を研究してきた著者が、
「主観的な幸福」という概念からアプローチする、新しい尺度で世界をとらえ直した記念碑的著作!
経済学や心理学、統計学の手法を駆使して世界各地の幸せのあり方に迫る。
国民総幸福度を誇るブータンや、
犯罪や貧困が蔓延するにもかかわらず、
そんな状況に「慣れてしまった」ために幸せなラテンアメリカなど、
各地の特色を浮き彫りにするほか、
アメリカ人は肥満を社会的弱者の象徴とみなす一方、
ロシア人の間では太っていることは成功を意味する、など、
興味深い対比を膨大なデータの中から多数紹介。
金銭の面からだけでは説明のつかない、「人間にとっての本当の幸福とは」を探求する。