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[BOOKデータベースより]
現在、ネオリベラリズム(新自由主義)という新たな社会体制が、私たちの「労働」のあり方を一変させ、さまざまな歪みを生み出している。ラカン精神分析やフランス社会学の知見を武器に、今日の「労働」が抱える問題の根底に社会構造と主体の変容を見出し、「就活」「コミュニケーション」「マネジメント」「うつ」など多角的・多層的な観点から精緻に読み解く。
現代社会における「働くこと」
[日販商品データベースより]第1部 若者―就活の倒錯化と若者の「コミュ障」化(『何者』と「就活デモ」を結ぶ線;「コミュ障」文化という居場所;教育から労働および社会への「トランジション」)
第2部 企業―組織流動化時代のマネジメント・イデオロギー(浮遊する組織を埋める「ストーリーテリング」;日本社会におけるマネジメント・イデオロギー)
第3部 福祉・医療―当事者の「恥」と「無意識の罪責感」(生活保護における「制度的逆転移」と「恥」からの回復;「過剰正常性」という症状と精神医療の崩壊)
《「 働き方改革」では語られないこと》
「本書は、労働が現在と新しい社会においてどのようなものとしてあるのか考察するにあたり、これまでの議論で欠けている、他者との関係で構成される主体の観点において、精神分析の枠組み、およびそれが社会構造と関与する点について社会学の枠組みで考察する」(本文より)。
現在、ネオリベラリズム(新自由主義)という新たな社会体制が、私たちの「労働」のあり方を一変させ、さまざまな歪みを生み出している。
ラカン精神分析やフランス社会学の知見を武器に、今日の「労働」が抱える問題の根底に社会構造と主体の変容を見出し、「就活」「コミュニケーション」「マネジメント」「うつ」など多角的・多層的な観点から精緻に読み解く。