生き物やモンスターをモチーフに独自のファンタジー世界を描き出す女性イラストレーター・アオガチョウの作品集です。アオガチョウ氏は大阪を拠点に2000年代より活動、ドラゴンやモンスターを得意とし、「神壊のレクイエム」「クロスレジェンド」「MONSTER HUNTER」「レジェンドオブモンスターズ」「ファイアーエムブレム」などのゲームビジュアルを数多く手がけ、神話世界や幻想文学など出版物の挿絵を担当しています。個展・グループ展も積極的に行い、デジタルとアナログの両方で作品を発表しています。コミケやコミティアなど展示即売会への出展や、近年はコミッションによる受注制作にも参加しています。「LIMITS Digital Art Battle」には2017年より参戦し、ワールドグランプリ初出場で優勝、2019年はわずか1点差で準優勝と、その実力を発揮しています。 アオガチョウの作品には、しばしば残酷な描写やグロテスクな表現が盛り込まれています。そこには自然界の厳しい生存競争や弱肉強食の摂理に基づく独自の死生観が常にあり、その画面からは生き物に対する時には冷徹で時には温かい視線が感じられます。そこに神話や童話からイメージを膨らませた物語が組み合わされ、彼女ならではの世界観が構築されています。本作品集ではその物語性に着目し、巻頭に描き下ろしによるオリジナル物語を掲載、各作品には作家による文章を添えて、その作品世界が堪能できるものにしています。 アオガチョウの表現を支えているのは、生物に対する深い知識と考察で、その範囲は昆虫から爬虫類、魚類、鳥類、哺乳類、恐竜等の絶滅生物にまで及びます。骨格や関節、筋肉などを解剖学的に研究し、正確な描写を行うことでモチーフにリアルな生命感を与え、またその知見はグリフォンやペガサス、ドラゴンなどの空想生物を描く時にも活かされています。野生生物をリアルに描写しながらも図鑑的にはならず、ファンタジー世界にまで昇華している点がその最大の特徴であり、魅力と言えるでしょう。
[BOOKデータベースより]
アオガチョウ初の作品集、ついに刊行!完全描き下ろし絵物語「鷲獅子の天秤」収録。オリジナル作品&商業イラストから厳選した約200点を収録。墨佳遼(漫画家/代表作「人馬」)との対談が実現。モンスター愛、制作の裏側について語る。墨佳遼による応援イラスト収録。
[日販商品データベースより]生き物やモンスターをモチーフに独自のファンタジー世界を描き出す女性イラストレーター・アオガチョウの作品集です。アオガチョウ氏は大阪を拠点に2000年代より活動、ドラゴンやモンスターを得意とし、「神壊のレクイエム」「クロスレジェンド」「MONSTER HUNTER」「レジェンドオブモンスターズ」「ファイアーエムブレム」などのゲームビジュアルを数多く手がけ、神話世界や幻想文学など出版物の挿絵を担当しています。個展・グループ展も積極的に行い、デジタルとアナログの両方で作品を発表しています。コミケやコミティアなど展示即売会への出展や、近年はコミッションによる受注制作にも参加しています。「LIMITS Digital Art Battle」には2017年より参戦し、ワールドグランプリ初出場で優勝、2019年はわずか1点差で準優勝と、その実力を発揮しています。
アオガチョウの作品には、しばしば残酷な描写やグロテスクな表現が盛り込まれています。そこには自然界の厳しい生存競争や弱肉強食の摂理に基づく独自の死生観が常にあり、その画面からは生き物に対する時には冷徹で時には温かい視線が感じられます。そこに神話や童話からイメージを膨らませた物語が組み合わされ、彼女ならではの世界観が構築されています。本作品集ではその物語性に着目し、巻頭に描き下ろしによるオリジナル物語を掲載、各作品には作家による文章を添えて、その作品世界が堪能できるものにしています。
アオガチョウの表現を支えているのは、生物に対する深い知識と考察で、その範囲は昆虫から爬虫類、魚類、鳥類、哺乳類、恐竜等の絶滅生物にまで及びます。骨格や関節、筋肉などを解剖学的に研究し、正確な描写を行うことでモチーフにリアルな生命感を与え、またその知見はグリフォンやペガサス、ドラゴンなどの空想生物を描く時にも活かされています。野生生物をリアルに描写しながらも図鑑的にはならず、ファンタジー世界にまで昇華している点がその最大の特徴であり、魅力と言えるでしょう。