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- 理性という狂気
-
G・バタイユから現代世界の倫理へ
慶應義塾大学教養研究センター選書 20
- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2020年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784766426694
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[BOOKデータベースより]
はじめに 私たちは「理性」を信頼してよいか
[日販商品データベースより]第1章 理性の鎖を解き放つために(実存と社会の変革―上下の「逆転」のダイナミズム;ファシズムとの対決と、その利用?;「悲劇」の世界の再現を目指して―「社会学研究会」と「アセファル」)
第2章 第二次世界大戦と「瞬間の倫理」(世界大戦の経験と新たなニーチェ解釈;広島の悲惨から「瞬間の倫理」へ;来るべき破局の回避に向けて―「全般経済学」の視点)
第3章 理性の暴走に備えよ(出発点としてのバタイユ;H.アーレント―「悪の陳腐さ」と合理性の追求;J=P.デュピュイ―悪の自然化と倫理)
おわりに 「正しさ」を制御するために―温暖化とAIの時代の倫理
▼私たちは理性を信頼してよいのか?
▼バタイユの思想から現代世界の倫理を考える。
20世紀フランスの最も重要な思想家の一人である、ジョルジュ・バタイユの思索を手がかりに、「理性への無条件な信頼」に警鐘を鳴らす。第二次世界大戦の経験をふまえたバタイユの思想の変化を辿り、ハンナ・アーレントやジャン=ピエール・デュピュイも参照しながら、「理性の暴走・狂気」を見据えた「倫理」の模索を提唱する。