- 敗者たちの中世争乱
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年号から読み解く
歴史文化ライブラリー 495
- 価格
- 1,980円(本体1,800円+税)
- 発行年月
- 2020年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784642058957
[BOOKデータベースより]
武士が台頭しその力が確立するなか、多くの政変や合戦が起きた。鎌倉幕府成立時の「治承・寿永の内乱」から戦国時代の幕開け「享徳の乱」まで、年号を介した十五の事件を年代記風に辿り、敗れた者への視点から描く。
鎌倉―「関東」と敗者たち(治承・源頼政の存念―交差する記憶と記録;文治・反骨の証明か、大河兼任の乱―奥州藤原氏の意地;建保・和田合戦―和田義盛の執心、朝比奈三郎の抗心;承久・後鳥羽上皇の残念―「武家、天気ニ背ク」の深層 ほか)
室町―両府相剋と敗者たち(応永・応永の乱から禅秀の乱へ―大内義隆そして上杉氏憲を考える;永享・永享の乱と公方持氏の抗心―両府激突;嘉吉・嘉吉の乱の奥行き―将軍横死の顛末;享徳・享徳の乱と古河公方成氏の矜持―都鄙争乱と戦国への助走)
武士の台頭した時代、中世。その力が確立するなか、幾度も政変や合戦が起きた。多くは、当時の年号を冠した争乱の名前でいまに伝えられている。鎌倉幕府成立時の「治承・寿永の内乱」から戦国時代の幕開けを告げる「享徳の乱」まで、十五の闘諍を年代記風に辿り、そこにまつわる記憶とともに、野史や外伝もふまえつつ敗れた者への視点から描き出す。
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