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- クライシスマネジメントの本質
-
本質行動学による3.11大川小学校事故の研究
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2021年02月
- 判型
- 四六判
- ISBN
- 9784634151864
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[BOOKデータベースより]
学校管理下で起きた「戦後最大の悲劇」の謎“構造”を独自に明らかにした著者が鎮魂を込めて問う「組織のクライシスマネジメント」のあるべき姿とは?
第1部 本質行動学による大川小学校事故の研究―質的研究法SCQRMによる科学的構造化と提言(大川小学校の事故の謎に迫る―事故の「構造化」について;あの日の校庭―構造化による概念、カテゴリーの生成;事故の構造 なぜ大川小だったのか―事故の「背景要因」「大川小固有の要因」とは;10の謎の解明―構造から導き出される「なぜ」への回答;あの日、何を最優先にすべきだったか―未来の命を守るための10の提言)
[日販商品データベースより]第2部 大川小学校事故の「事後対応」マネジメントの研究―遺族たちはなぜ、司法による真相解明を求めざるをえなかったのか(大川小学校の校庭を支配した「超正常性バイアス」―意思決定の停滞を招いた心理的要因に焦点化した構造化;教員組織のクライシスマネジメント―組織的過失の土壌「事なかれ主義」の学校経営;事故対応のクライシスマネジメント―石巻市教育委員会の事後対応を検証する;大川小学校検証委員会のあり方を検証する―報告書の科学性と公共性、第三者委員会のリスクアセスメント)
第3部 クライシスマネジメントの本質―組織、教育、社会の不条理に対抗する本質行動学の視座(大川小学校事故裁判からの教訓―組織の不条理を乗り越え、新たな意味を与えるために;大川小学校から教育の不条理を越え「未来を拓く」―大川小学校初の校長研修が始まる;石巻市、被災地で初めて原発再稼働に同意する―社会の不条理を引き起こす心理構造の解明、まっとうなクライシスマネジメントを実現するために必要なこと)
東日本大震災から10年。なかでも108名のうち74名が犠牲となった大川小学校(宮城県石巻市)の事故は、「人災」とする遺族らによる長い闘いの末、2019年の最高裁決定で教育行政の「組織的過失」が認定された。なぜ隣接する裏山へ子供たちは逃げられなかったのか?なぜ市教委の事後対応は遺族たちに不信感を与え、その後の検証委員会も遺族らの疑問を解明できなかったのか?震災直後から現地でこの問題に取り組み、「組織的過失」を予見していた著者が、その「失敗の本質」を明らかにし、教訓からクライシスマネジメントのあり方を提言する。