- クリスマスまであと九日
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セシのポサダの日
Nine days to Christmas.冨山房
マリー・ホール・エッツ アウロラ・ラバスティダ マリー・ホール・エッツ 田辺五十鈴- 価格
- 1,540円(本体1,400円+税)
- 発行年月
- 1991年03月
- 判型
- A4
- ISBN
- 9784572002044
[日販商品データベースより]
もうすぐクリスマス。メキシコの小さな女の子セシは、ポサダという特別のお祝いを初めてしてもらえることになり、期待に胸をふくらませています。コルデコット賞に輝くすばらしい絵本です。
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:5)
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「クリスマスに贈りたい本 2013」レビューコメント
日本のクリスマスしか知らない私たちにも、身近な絵本という形でメキシコのポサダというクリスマスの風習や、その日を待ち望むそしてその日を楽しむという子供のこころを本を通じて知ることができる本でした。とてもいい本ではないかなと思います。(ちろりん/男性/30代)
もうすぐクリスマス。幼稚園に通う小さな女の子セシは、初めてポサダのお祭りをしてもらえることに大はしゃぎ。メキシコではクリスマスの前の9日間、毎晩どこかの家でポサダのパーティが開かれます。子供たちにとってポサダの一番の楽しみは、何といってもピニャータ割り。セシもどんなピニャータにしようかと、お母さんに連れて行ってもらった市場で胸をときめかせます。ポサダの朝を迎えたセシは、ピニャータの中に、たくさんお菓子や木の実、果物を詰めました。
メキシコの日常生活・文化習慣を伝える貴重な絵本。主人公セシのクリスマス前のときめきに加え、日々の出来事や人々のやりとり、小さな子供の心情が生き生きと描かれています。中でもメキシコの町中の情景描写は魅力たっぷり。当時(1959年初版)の人々の生活ぶり、学校の様子、市場の様子が手に取るようにわかり、見事に文化伝達の使命を担っています。 セシが自分で選んだピニャータは、大きな金色の星のピニャータ。市場にはほかにも子供たちの好きそうな動物のデザイン物がたくさんありましたが、セシは伝統的な星を選びました。キリスト生誕を祝うクリスマスに寄せて、この星のピニャータは本作品のメッセージの象徴ともなっています。 イラストはエッツらしい、鉛筆による丁寧なスケッチ画風。どのページも柔らかいグレーを基調に、黄色、ピンク、赤など暖色系の色が加えられているだけで、この色合いが暖かな国でお祝いされるクリスマスの光景をさらに特別なものに仕上げています。表紙に描かれているのは、ヨセフとマリアの人形を持ったろうそく行列が歌を歌いながら家を訪ねるポサダの様子です。きれいな衣装をまとい誇らしげにキリスト生誕を賛美するセシの歌声が聞こえてきそうな、気高く清らかな絵です。1960年米国カルデコット賞受賞作品。――(ブラウンあすか)
エッツの作品だということで、特に下調べもなく読んでみたのですが、メキシコのクリスマスの風景にはまりこんだような気持ちになり、すばらしい絵本にめぐり会えたという気持ちになりました。
異国のクリスマスを感じ取れるお薦めの絵本です。
そして、主人公の女の子のセシの気持ちが本当によく描かれているのです。アヒルの気持ちになりたいとお風呂に水を入れて入ってみるところなど、なんだか娘もやりそうなことです。ちなみにその部分を読んでいるとき、娘は小さな声で「ガアガア」と口を尖らせながら言っていました。
ガビナという名をつけたお人形を大切に友達のように大事にしているのも素敵で、我が家にも友達のように接する温かいお人形を作って仲間入りさせてあげたくなりました。(有彩さん 30代・石川県 女の子4歳、女の子1歳)
【情報提供・絵本ナビ】