[BOOKデータベースより]
経営分析から読み解く日本企業の50年史。ヒト、設備、海外への投資過剰抑制と株主への過剰配当が活力を奪った。「従業員主権」経営で成長するキーエンスに復活のヒントがある!
序章 日本企業の経営がおかしい
第1章 漂流の見取り図
第2章 投資の過剰抑制という大きな間違い
第3章 カネは配当へ流れた
第4章 投資抑制と配当重視が生み出す負のサイクル
第5章 従業員主権から漂流した日本企業
第6章 従業員主権経営で成長したキーエンス
第7章 原理の漂流をやめ、大きな投資を
終章 歌を忘れたカナリヤ
統計データに基づく経営分析から読み解く日本企業の50年史
「企業成長なくして、経済成長はない」
日本経済の成長の低さの原因を、政府の経済政策のまずさに求めることも多い。
しかし、日本企業の経営そのものに、経済成長の低さの原因があるのではないのか。
設備投資、海外展開投資、人材投資を30年にわたって、ケチってきた日本企業の実態が本書に掲載されているデータと分析で明らかになる。そして、投資をされなかったお金は株主の配当へと形を変えていた。日本の大企業の株主分配率(配当/付加価値)は1990年代には4%未満だったが、2021年には20%を超えるまでになっている。配当の額は設備投資の額を超えてしまっている。人を大切にする日本企業が株主主権の経営をするようになってしまった。
日本企業は、今こそ、従業員主権という経営の原理を思い出す必要があるのではないか、そして、大きな投資に挑戦すべきではないか、と著者は説く。
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