[BOOKデータベースより]
マイナス金利は空前の金融緩和と、それと一体になった財政拡張の結果である。低い国債金利を見て、市場が財政リスクを懸念していないと思ってはいけない。財政赤字がハイパー・インフレを引き起こさなくても、マイナス金利を通じて経済が衰弱死するシナリオが現実味を帯びてくる。
序章 マイナス金利からの警告
第1章 なぜ世界的にマイナス金利が発生しているのか
第2章 マイナス金利の序盤戦である金利低下
第3章 マイナス金利の世界へようこそ
第4章 密かに進む金融・経済の浸蝕
第5章 ジャパン・プレミアムが映す日本経済
終章 マイナス金利とマイナス成長の循環は避けられるか?
邦銀と外銀との相対取引で発生した円のマイナス金利が、いまや短期国債市場にも波及している。
そうした事態を引き起こす原因を探っていくと、空前の金融緩和と、それと表裏一体となった財政拡張に突き当たる。
低い国債金利は市場が財政リスクを懸念していないからではなく、懸念しているからこそマイナス金利がある、というロジックが解明される。
外資系証券でレラティブ・バリュー・アナリストを務める著者が、金融マーケットが発している日本経済への警告を読み解いた、異色の日本経済論。
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国債流通市場でマイナス金利が発生、異常事態の背景に巨額の財政赤字がある。マーケットの視点から日本の危機的状況を暴く警告の書。