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[BOOKデータベースより]
なぜ地域公共交通を議論するのか
日本の地域公共交通政策はどのように変わったのか(1)―規制緩和政策の修正から基本法の制定まで
日本の地域公共交通政策はどのように変わったのか(2)―交通政策基本法の下での模索
欧州の地域公共交通政策はどのように変わったのか
地域公共交通政策の「統合」とは何か
オーストリアが実現した地域公共交通政策と財政支援
地域公共交通の価値とは何か―費用便益分析の意義と限界
地域鉄道の価値の測定
地域公共交通とソーシャル・キャピタルはどのような関係があるのか―概念整理とマクロデータによる実証
地域公共交通政策はソーシャル・キャピタルに影響を与えるのか―日本及びオーストリアにおけるケーススタディによる実証
交通政策は地域公共交通の利用者を増やすことができるのか―ドイツ・フランス・日本のデータによる実証
総括:地域公共交通の統合的政策を目指して
人口減少と高齢化が重くのしかかるようになった今世紀、政府も事業者も住民も研究者もそれぞれの立場で、地域公共交通のあり方の模索を続けてきた。
公益性とビジネスの狭間にある地域公共交通を、どのように位置づけ、活用すればよいのかというのは、非常に大きなテーマである。
地域公共交通の問題は日本特有のものではない。比較的人口密度が高い欧州でも、日本と同様の様々な問題に直面してきた。
著者が、オーストリアで1年間に渡って調査を行った結果わかったことは、オーストリアがこの20年余りの間に政策転換を行い、制度を整備し、地域公共交通の再生を強力に推し進めたことにより、一定の人口集積がある地方都市では、日常生活の移動に困らず、街には賑いがあり、市民の暮らしが豊かになっているということであった。少なくとも、日本の地方都市とは全く違っていたという。
本書では、著者が欧州で研究したことを踏まえ、これを日本と対比させながら、日本のこれからの地域公共交通政策の制度や政策を考える鍵を提示するものとなっている。
これからの政府・自治体職員必読の書である。
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