[BOOKデータベースより]
1973年、すべてが変わった。東京・蒲田の町工場で生まれ、高度経済成長期から今日までの栄枯盛衰をリアルタイムで見てきた著者による体験的戦後史論。
第1講 忘れられた戦前昭和―小津映画と帰ってこなかった次男たち(変わったものと変わらなかったもの;人口動態という指標 ほか)
第2講 占領下の日本―「日本封建制の優性遺伝子」と家族形態(蒲田にあった企業ユートピア;キネマの天地と労働者のユートピア ほか)
第3講 高度経済成長期の希望―ヒーローを必要としていた時代(「八紘一宇」をリングで実現した力道山;敗戦のトラウマ ほか)
第4講 相対安定期の夢―『あしたジョー』から『釣りバカ日誌』の時代へ(闇市を観察していた下村治;足下の現実から理論化された国民経済学 ほか)
第5講 分断の停滞期―長期デフレという嘘と「三方一両損」の時代(白川前日銀総裁の発言;グローバリズムの登場 ほか)
成長の「残影」と消費の「幻影」を求めた日本人の肖像とは。大衆文化の変遷と家族構造の変化から、授業形式でわかりやすく解き明かす。蒲田の町工場生まれの著者による体験的戦後史論。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- 昭和の大戦とあの東京裁判
-
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2022年03月発売】
- 平和の海と戦いの海
-
価格:4,180円(本体3,800円+税)
【2016年12月発売】
戦前・戦後の日本人の肖像を、大衆文化の変遷と家族構造の変化を軸に授業形式で語る。蒲田の町工場生まれの著者による体験的戦後史論。