[BOOKデータベースより]
明治、大正、昭和、平成。この間に生まれ、消えていったことばを振り返り、時代の変化を見る。
「スワルトバートル」―外国語もどきが消えたワケ
「テクシー」―もじりが消えたワケ
「江戸る」―「る」ことばが消えたワケ
「エンゲルスガール」―流行語が消えたワケ
「メッチェン」―若者ことばが消えたワケ
「冷コー」―老人語が消えたワケ
「電気会社の社長」―隠語が消えたワケ
「馬の爪」―業界用語が消えたワケ
「人三化七」―卑罵表現が消えたワケ
「ヘビーをかける」―外来語慣用句が消えたワケ
「隠し」―一般語が消えたワケ
「異人」―明治時代語が消えたワケ
ことばは次々に生まれる一方で,次々に消えていく。流行語やことば遊びから生まれた語などの「俗語」を中心に,どうして消えていったのか具体例を挙げながら,歴史・社会・心理・言語・感覚との関係から死語化を解説する。