- 私の幸福論 宇野千代人生座談
-
- 価格
- 880円(本体800円+税)
- 発行年月
- 2026年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167925499
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[BOOKデータベースより]
雪の日にはだしで学校へ通わされた少女は、やがて恋をし、仕事をし、別れ、病み、借金も背負った。それでも95歳になってなお、おしゃれを忘れず、明日の愉しみを胸に生きる。別離の悲しみにひたらず、化粧をして表へ出る―。どんな境遇にも幸福の種を見つけた作家が、肉声で語り遺した、今も響く言葉たち。
第一カ条 人は誰でも幸福になれる
[日販商品データベースより]第二カ条 人間の能力は無限である
第三カ条 仕事を愉しんで成功させるために
第四カ条 おしゃれ上手は生き上手
第五カ条 女性は全生涯が結婚適齢期である
第六カ条 人生は行動することである
第七カ条 信じる心が人と人を結ぶ
第八カ条 自分流の暮らし方を創る愉しみ
第九カ条 故郷すなわち私である
第十カ条 人間の寿命は百二十五歳まである
朝ドラ「ブラッサム」で宇野千代が気になった人へ。
ドラマで描かれるのは、若い宇野千代の恋や仕事、失敗や再出発です。
では、その人生を九十五歳になった本人は、どう振り返っていたのか。
宇野千代は四度離婚し、二度破産し、三度の大病を経験しました。それでも、自分を不幸な女だと思ったことは一度もない、と言います。
男と別れたときは、悲しみにひたっていない。きれいに化粧をして、いちばんよい着物を着て外へ出た。
会社が倒産し、莫大な借金を背負ったときは、夜も昼もなく働いた。原稿料で買った、たった一反の白生地からきものの仕事を始めた。やがて宇野千代の代名詞になる桜については、「幸福のシンボルです」と語っています。
六十七歳で、二十五年連れ添った北原武夫と別れたとき、自分を立ち上がらせたのは仕事だった。
そして九十五歳。
「今でも恋愛感情があります」
そう言って、中井貴一への片思いまで楽しそうに話しています。
これは、成功した作家が後から人生を美しくまとめた本ではありません。
失恋した。別れた。借金を背負った。病気になった。それでも次の日には、着物を着て外へ出る。机に向かう。また誰かを好きになる。
ドラマを見て「宇野千代って、いったい何者なんだ」と思ったら、この人自身の話を一度聞いてみてください。
小説や評伝を読む前でも、読んだ後でもいい。
宇野千代という人の、いちばん面白いところがここにあります。
解説・黒柳徹子。