- 選べなかった命
-
出生前診断の誤診で生まれた子
文春文庫 かー83ー1
- 価格
- 825円(本体750円+税)
- 発行年月
- 2021年04月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167916831
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
- ひとりでカラカサさしてゆく
-
価格:693円(本体630円+税)
【2024年07月発売】
- 新訳 アンの青春
-
価格:990円(本体900円+税)
【2025年04月発売】
- 新訳 アンの初恋
-
価格:990円(本体900円+税)
【2025年04月発売】
[BOOKデータベースより]
その女性は出生前診断で「異常なし」と報されて子供を産んだが、実は誤診でダウン症児だと告げられる。三カ月半後、乳児は亡くなった。自己決定の機会を奪われた女性は医師を提訴するのだが―“命の選択”に直面した当事者たちの内面に肉薄する、大宅壮一ノンフィクション賞&新潮ドキュメント賞W受賞作。
プロローグ 誰を殺すべきか?
[日販商品データベースより]望まれた子
誤診発覚
ママ、もうぼくがんばれないや
障害者団体を敵に回す覚悟はあるのですか?
提訴
母体保護法の壁
ずるさの意味
二十年後の家族
証人尋問
無脳症の男児を出産
医師と助産師の立場から
判決
NIPTと強制不妊
私が殺される
そしてダウン症の子は
善悪の先にあるもの
【大宅壮一ノンフィクション賞&新潮ドキュメント賞 W受賞作品】
その女性は出生前診断で「異常なし」と報(しら)されて子供を産んだが、実は誤診でダウン症児だと告げられる。三カ月後、乳児は亡くなった。自己決定の機会を奪われた女性は医師を提訴するのだが――“命の選択”に直面した当事者たちの内面に肉薄する、大宅壮一ノンフィクション賞&新潮ドキュメント賞W受賞作。解説・梯 久美子
誰を生かし、
誰を生かすべきでないのか――
生殖医療の進歩によって社会が直面する命の選択の極限を描く、傑作ノンフィクション!
「この選択ができたのは、どうやっても助かる見込みがない命だったからです」(中略)
こうした、読んでいてどきりとさせられる率直かつ重たい言葉が、本書にはいくつも書き留められている。強制不妊手術の当事者や、ダウン症の女性からも著者は話を聞いている。彼女たちがここまで心をひらいて語ったことに驚かされるが、同時に納得もする。――梯 久美子氏(解説)