- 口笛吹いて
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- 価格
- 693円(本体630円+税)
- 発行年月
- 2004年03月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167669027
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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sige
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父親としてはやるせないなぁ
“負け組”の人たちの話5編。身につまされるところがあって、やるせない。もう勝つのも無理だろうし、そんなに無理しなくていいよ、と言ってやりたくもあるし、切ない話だ。
また、娘から見た父親の姿はいつもの重松作品の通り、まじめなのだが活力のない諦めムード漂うものだ。やはり輝きを失った父親を見るのが辛いのだと思う。だけど、年を取れば心身ともに活力が薄れてくるんだけど、子どもには実感として沸かないのだろうなぁ。
[BOOKデータベースより]
偶然再会した少年の頃のヒーローは、その後、負けつづけの人生を歩んでいた。もう一度、口笛の吹き方を教えてくれたあの頃のように胸を張って笑って欲しい―。家庭に職場に重荷を抱え、もう若くない日々を必死に生きる人々を描く五篇を収録。さり気ない日常の中に人生の苦さをにじませる著者会心の作品集。