- 乱紋 上 新装版
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- 価格
- 734円(本体667円+税)
- 発行年月
- 2010年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784167200466
[BOOKデータベースより]
織田信長の妹・お市と近江の雄・浅井長政の間には三姉妹がいた。長女・お茶々は、秀吉の側室として権力をふるった後の淀君。次女・お初は京極高次の妻となり、大坂の陣で微妙な役割を演じる。そして、最も地味でぼんやりしていた三女・おごう。彼女には、実に波乱に満ちた運命が待っていた―。おごうの生涯を描く長篇歴史小説。
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ユーザーレビュー (3件、平均スコア:4.3)
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HonyaClub.comアンケート
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「おすすめ安土桃山(戦国)時代の本」レビューコメント
強烈な個性の姉とは違って、自己主張をしない末の妹お江。一見運命に翻弄されるだけの女に見えながら、しなやかに時代の激流を泳ぎ切った姿が、自己表現をすることが絶対的に勝ち組の条件のように叫ばれている今日の幸福像に対するアンチテーゼとなっている。(ばにまま/女性/50代)
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「オススメの夏の文庫100冊」レビューコメント
この本は戦国時代の女の人が主人公なのですが、昨年大河ドラマでも取り上げられていた江姫のお話です。江姫といえば、美人で気が強い・恐妻家・嫉妬深いというイメージで描かれていることが多いと思うのですが、「乱紋」はちょっと違いました。美人ではなく、とてもおっとりとしていて機転が利く訳でもない。まわりから見ると要領がわるく、運命に振り回されているようにみえていても実際は自分の運命をしっかりと受け止め、そのなかで成長し輝きを増していくとても芯の強い女性として描かれていました。今までとは違う江姫の描かれ方で、とても新鮮に感じました。こんな江姫もいいと思います。興味のある方、ぜひ読んでみて下さい。今までのイメージとは違った江姫に会えると思います。
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紺碧の空
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大河とは大違い
いろんな意味ですごいことになっているNHK大河ドラマ「江」をみて、ほかの(まともな?)江も知らないといけないなと思い、手に取りました。
案の定というか、大河とは登場人物のキャラ設定が全然違う!
まあ、歴史のことなのでどっちが正しいとはいえません。
本書の後書きによると、江戸時代に入ると女性の権利が大幅に制限させるようになり、女性の活躍の場が一気になくなってしまう(戦国時代までは女性にも相続権があったり、戦を指揮したりという事があった)のだとか。その狭間を活きた女性の象徴として江を描きたかったのだろう。
一方、大河の江は何を描きたいのだろうか・・・