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限りある生のなかに発見する、永続してゆく命の形。妻はまだ40歳代初めで不治の病におかされたが、その生の息吹が夫を励まし続ける。世の人の心に静かに寄り添う中篇小説。
[日販商品データベースより]妻はまだ40歳代初めで不治の病におかされたが、その生の息吹が夫を励まし続ける。限りある生のなかに発見する永続してゆく命の形。世の人の心に静かに寄り添う中篇小説。〈受賞情報〉島清恋愛文学賞(第23回)
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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:4)
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北区の太
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うまい
「山崎ナオコーラ」というペンネームや「人のセックスを笑うな」というタイトルの本を出していることから、ちょっと人をおちょくった感じの作者、作風なのかと思ってこれまで全く読んだことがなく、今回初めて読んでみましたが、いやどうしてどうして、心理描写に長けた作家、作風であることがよく判りました。先入観を持つのはよくないですね。若くして癌に侵された妻を持つ夫が妻の最後を看取るまでを描いた作品なのですが、妻を亡くそうとする夫の心情が淡々とリアリティをもって描かれています。お見舞いに行った際の「来たよ。」、「来たか。」という夫婦の挨拶が実に良いです。ここだけで涙が出ます。妙な先入観から、この作者の作品を読んで来なかったのが残念、これから取り返したいと思います。
40歳代の妻は癌に冒され死へと向かって歩む。生命保険会社勤務の夫は愛する妻へと柔らかい視線を投げかける。人生考察の清々しさ。