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[日販商品データベースより]
勉学により底辺からの脱却を模索した少年の苦闘――
大正12年、岡崎の寒村に生まれた私は、尋常高等小学校卒業後、鉄道省に3年勤めるも中学校編入を決断する。戦争へと向かう時代、進学の志を貫く少年を描く中編小説
――これは大正も末近く、不況のさなかにあった寒村に八人兄弟の長男として生まれ、貧乏人には進学などきわめて困難な時代、勉学によって底辺からの脱却を模索し続けた少年の苦闘を描いた物語である。
親孝行とはなにか。現状脱却の手だてはあるのか。あるとしたら、いかなる方法が? ……機関助士三年で機関士見習受験資格があるから、翌昭和十七年末には受験が可能だ。……そうした環境に身を置きながら、なお鬱々として日を送り、人生を楽しめないのは、私のわがままなのだろうか? 小学校五年生の頃から、我が家の再興は長男である私の働き如何に懸る、という強迫観念に近い思い込みがある。そして、人脈もない貧乏人にしては、……生意気にも、学問で勝負がしたかったのである。(「三 苦難の進学」)