[BOOKデータベースより]
養蜂家の少年エミールは、幻の“銀の蘭”を探しもとめて、旅を続ける。ドラガという夜行性の目をもつ屈強な男をしたがえて。双子のエミリヤに、“銀の蘭”を摘んでくるために。“銀の蘭”の蜜こそが、僕ら双子の傷を癒すんだ―。“銀の蘭”の紋章をもつ貴族クルゼンシュテールン家のユリアンは、数年前に一族郎党を何者かに殺害された。いまは屋敷に引きこもって、ピアノを弾きながら暮らしている。生き残ったのは病臥の次兄と、次兄の恋人リオネラと、ユリアンの三人だけだ。美しいリオネラは、ユリアンの有能な家庭教師であり、生きるよすがであり…。血と報復のコンチェルトが満を持して幕を開ける。
[日販商品データベースより]2つの一族の運命。復讐は気高き血を欲する。それぞれの生き残りは、片や養蜂家に身をやつし、片や音楽の調べに浸り兄を看る日々。2つの運命が交錯し…。アガサ・クリスティー賞受賞作家が描き出す、美しき復讐譚。
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アガサ・クリスティー賞受賞第1作。2つの一族は憎み合い、復讐は気高き血を欲する。2つの運命が交錯し。