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ユーザーレビュー (1件、平均スコア:3)
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積読家
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かつての合田雄一郎は・・・
『マークスの山』、『照柿』、『レディ・ジョーカー』。かつてのミステリー三部作(高村さんはミステリーを書いているつもりはないと仰るかも知れませんが・・・)にはとっても魅了され、初版の単行本と改訂版の文庫が出る度に繰り返し読んできました。しかし、その後作品世界を大きく変え新境地を開かれてからはどうも馴染めず、『晴子情歌』は上巻で挫折、『新リア王』も日経新聞連載中は何となく目を通していたものの連載自体が事情で中断。そしてこの『太陽を曳く馬』は雑誌に連載していたことも知らず、単行本発売の新聞広告を目にして初めて知った次第。三部作の前2作を読んでいないのにどうかとも思いましたが、「合田雄一郎」が登場するとあっては放っておく訳にもいかず衝動的に手に取って読みました。感想は、うーん、かつてのような鬱屈としながらも躍動的な合田はもう存在できない世相になってしまったのか?何とも現実を思い知らされたような気分でした。いつかは『晴子情歌』と『新リア王』を読んでみたいとは思います。
[BOOKデータベースより]
福澤彰之の息子・秋道は画家になり、赤い色面一つに行き着いて人を殺した。一方、一人の僧侶が謎の死を遂げ、合田雄一郎は21世紀の理由なき生死の淵に立つ。―人はなぜ描き、なぜ殺すのか。9.11の夜、合田雄一郎の彷徨が始まる。
[日販商品データベースより]合田雄一郎がミレニアムを挟んで挑む2つの事件。動機と死体の接点はいったいどこに。血塗れの惨劇と僧侶の轢死には共通項が…。「晴子情歌」に始まる3部作完結篇、現代の東京に降臨。〈受賞情報〉読売文学賞小説賞(第61回)