- 異人たちとの夏
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- 価格
- 605円(本体550円+税)
- 発行年月
- 1991年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784101018164
[BOOKデータベースより]
妻子と別れ、孤独な日々を送るシナリオ・ライターは、幼い頃死別した父母とそっくりな夫婦に出逢った。こみあげてくる懐かしさ。心安らぐ不思議な団欒。しかし、年若い恋人は「もう決して彼らと逢わないで」と懇願した…。静かすぎる都会の一夏、異界の人々との交渉を、ファンタスティックに、鬼気迫る筆で描き出す、名手山田太一の新しい小説世界。第一回山本周五郎賞受賞作品。
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ユーザーレビュー (2件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 全体にただよう不思議な雰囲気。すこしづつ引き込まれながら、最後のどんでん返し。ストーリーも面白かったのですが、なくなった両親と、こんな感じで再開したらどんなに楽しいか。
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ほんらぶキャンペーン
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
大林宣彦監督による同名映画から先に観たクチではあるが、原作を読んで、ますますこの作品が好きになり、また山田太一という作家のファンになってしまった。12歳で両親と死に別れ、40代で離婚を経験した男が体験する“異人たちとの交流”が描かれた不思議なお話。僕自身も四十になり、人の親となってなお本作の味わい深さを痛感した。そして夏が来るとなぜか、本作の舞台となった浅草に足が向いてしまうのである。そこに異人との出会いはないけれど、日常に忙殺され、忘れかけていた何かに会えそうな気がして……。しかし我が周囲では、総じて女性より男性にファンが多い傾向。なぜだろう。
大林宣彦監督による同名映画から先に観たクチではあるが、原作を読んで、ますますこの作品が好きになり、また山田太一という作家のファンになってしまった。12歳で両親と死に別れ、40代で離婚を経験した男が体験する“異人たちとの交流”が描かれた不思議なお話。僕自身も四十になり、人の親となってなお本作の味わい深さを痛感した。そして夏が来るとなぜか、本作の舞台となった浅草に足が向いてしまうのである。そこに異人との出会いはないけれど、日常に忙殺され、忘れかけていた何かに会えそうな気がして……。しかし我が周囲では、総じて女性より男性にファンが多い傾向。なぜだろう。
佐々木浩也/編集長 ランドネ
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/09/27
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】