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- まやかしうらない処 信じる者は救われる
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- 価格
- 704円(本体640円+税)
- 発行年月
- 2022年09月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094071801
[BOOKデータベースより]
本郷菊坂台にある「瑠璃堂」主人・千鶴の占いは、見料は高いが当たると評判。だが実は千鶴にその才はない。鋭い観察眼と推理力、そして口八丁で客を丸め込むのだ。ある日、札差の佐倉屋喜兵衛が瑠璃堂を訪れた。蔵に誰かが侵入した形跡があり、犯人を占いで探してほしいという。その頃、江戸の町には贋金が流れているという噂があった。瑠璃堂でも佐倉屋が支払った見料から贋小判が見つかる。千鶴の右腕、権次郎と梅治が調べに出た矢先、佐倉屋の番頭が何者かに刺され死亡、直後に喜兵衛も転落死した。贋金の謎に迫る千鶴たちに黒幕からの刺客の手が忍び寄る!
[日販商品データベースより]天下御免のニセ占い師、お江戸の悪を斬る!
本郷菊坂台にある占い処「瑠璃堂」。女主人・千鶴の占いは当たると評判で、少々高い見料だが、客は引きも切らない。ある日、正右衛門という男がやってきた。千鶴はその身なりや癖を子細に観察し、仕事や悩みを言い当てる。実は千鶴に占いの才はない。鋭い観察眼と卓抜した推理力、あとは口八丁で依頼人を丸め込んでいるのだ。相談は、家作を貸している男の行方が分からない、居所を占ってほしいというもの。怪しい借主に金儲けの気配を感じた千鶴は、瑠璃堂の調査役・権次郎と、執事役・梅治とともに調べに乗り出す。
数日後、蔵前の札差・佐倉屋喜兵衛がやってきた。蔵に何者かが侵入した様子だが、盗られたものはない、人ならぬものの仕業では、と悩んでいた。その頃、江戸に贋金が出回っているという噂が流れだす。千鶴が瑠璃堂の売上金を調べると、一枚、贋小判が見つかった。佐倉屋が支払ったものだ。本格的に調べようと動き出した矢先、佐倉屋の一番番頭が何者かに刺されて死亡、間を置かず喜兵衛までもが石段を転げ落ちて死んだ。
札差の事件と、江戸を揺るがす贋金造りの組織の繋がりとは? 一連の真相に迫る千鶴たちに、黒幕からの刺客が忍び寄る!
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