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- 人情江戸飛脚 雪の別れ
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- 価格
- 770円(本体700円+税)
- 発行年月
- 2022年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094071665
[BOOKデータベースより]
隠し事を探っては金に換えて飯を喰う影聞きの伝次は、歯痛に効くと巷で評判の高い「山伏の井戸」のある長屋が丸抜き屋に狙われていると耳にした。ひょんなことから酒を酌み交わした嘉平が丸抜き屋の手下で、店子を追い立てる店だての手伝いをしているというのだ。嘉平は、追い立ての目処はついているが、長屋に住む口中医の池野唐舟の元で働くおみつが厄介なのだと嘯く。きな臭さを感じた伝次は、飛脚屋の主人浮世之介に知らせるべく、ひとっ走りするが…。粋でかぶいた男伊達の浮世之介が心の疲れた人を救い、心を蝕む悪党を始末する、明鏡止水の第三弾!
[日販商品データベースより]浮世の隠し事、影聞きが暴いてみせやしょう
隠し事を探っては、金に換えて飯を喰う――。
江戸に初雪が積もる中、影聞きの伝次は頬を腫らして、「山伏の井戸」を目の前に立ちすくんでいた。歯痛に効くと評判の名水が湧くという、その井戸のある長屋に、池野唐舟と名乗る口中医が住んでいるらしい。長崎帰りで折り紙付きの腕というが、患者の凄まじい絶叫が聞こえてくるので、体が固まってしまったのだ。あまりの恐ろしさに踵を返しかけた伝次だったが、結句、唐舟に巨大なやっとこで虫歯を抜かれる羽目に。だが、効験あらたかな井戸水のおかげか、不思議と痛みが引いたのだった。治った勢いで一杯引っかけていた伝次の前に座ったのは、さきほど悲鳴をあげていた患者の嘉平。嘉平は丸抜き屋の手下で、家主が店子を追い立てる「店だて」の手伝いをしているという。追い立ての目処はついているが、唐舟の元で働くおみつが厄介なのだとうそぶく。きな臭さを嗅いだ伝次は、飛脚屋の浮世之介に知らせに足を向けるが……。粋でかぶいた男伊達・浮世之介が心疲れた人を救い、心むしばむ悪者を始末する!
200万部突破の大ヒットシリーズ「鬼役」の著者が描く、痛快勧善懲悪時代小説。シリーズ第三弾!
【編集担当からのおすすめ情報】
前シリーズ「死ぬがよく候」も重版出来!
本シリーズ第一巻『月踊り』、第二巻『ひとり長兵衛』も重版出来!!
おかげさまをもちまして、売れ行き絶好調です!!!
坂岡真独自の世界観が堪能できる、唯一無二の風流時代小説をお楽しみください!
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