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- 銀しゃり 新装版
-
- 価格
- 1,001円(本体910円+税)
- 発行年月
- 2020年11月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094068429
[BOOKデータベースより]
深川亀久橋のたもとに「三ツ木鮨」の看板を掲げた鮨職人・新吉は、親方から受け継いだ柿鮨の伝統と味を守り、日々精進を重ねていた。土地に馴染みのないこともあり開業早々から苦戦するも、旗本勘定方祐筆・小西秋之助から得た知識を活かし、鮨酢に柿の皮を使うとおいしさの評判は徐々に広がっていく。さらに、自らの職務と信念の間で思い悩む秋之助も、新吉の商いが軌道にのることで町方の役に立てたと、喜びを噛み締めていた。仕事へ掛ける心意気に共通点を感じた新吉と秋之助は、町人と武士という立場を超え、次第に友情を深めてゆく。
[日販商品データベースより]鮨職人の心意気と江戸の人情、ここにあり!
天明から元号が寛政へと改元された一月下旬、鮨職人の新吉は、深川・亀久橋のたもとに「三ツ木鮨」の看板を掲げた。「吉野家」の親方から受け継いだのは、酢に砂糖を用いたほどよい甘さが人気の鮨だ。伝統の味を守るため、日々精進を重ねる新吉だったが、土地に馴染みのないこともあり開業早々から苦戦してしまう。さらに、公儀が武家の借金を棒引きにする「棄損令」を発布したことにより、江戸にはたちまち不景気風が吹き荒れだす。大きな痛手を負う新吉だが、ふとしたきっかけで旗本勘定方祐筆・小西秋之助と出会い、かきの皮を使った合わせ酢を教わる。それを活かそうと試行錯誤を重ねた新吉のかき鮨は、徐々に町方からの評判を生んでいく。「棄損令」に思い悩んでいた秋之助も、新吉の商いが軌道にのることで世のために役に立つことができたと喜びを噛みしめていった。生きる世界が違えども、互いの生き様を通して信頼し合っていく新吉と秋之助。そこには男たちの仕事にかける熱い心意気があった。職人の誇りをかけ日々奮闘する新吉と、長屋に暮らす仲間たちとが織りなす感涙の人情時代小説。解説は末國善巳氏。
【編集担当からのおすすめ情報】
直木賞作家が描く、最高の職人魂!
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