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死ぬがよく候 一
小学館文庫 さ37ー1
- 価格
- 715円(本体650円+税)
- 発行年月
- 2019年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094066449
[BOOKデータベースより]
さる由縁で旅に出た伊坂八郎兵衛は、京の都で命尽きかけていた。「南町の虎」と恐れられた元隠密廻り同心も、さすがに空腹と風雪には耐え切れず、ついに破れ寺を頼り、草鞋を脱いだ。冷えた粗菜にありついたまではよかったが、胡散臭い住職に恩を着せられ、盗まれた本尊を奪い返さねばならぬ羽目に。自棄になって島原の廓に繰り出すと、なんと江戸で別れた許嫁と瓜二つの、葛葉なる端女郎が。一夜の情を交わした翌朝、盗人どもを両断すべく、一条戻橋へ向かった八郎兵衛を待ち受けていたのは…。立身流の秘剣・豪撃が悪党を乱れ斬る、剣豪放浪記第一弾!
[日販商品データベースより]最強無敵の秘剣、強欲亡者どもを叩っ斬る!
時は天保八年、処は京――。とある由縁で、江戸を出奔、許しを請う旅に出ていた南町奉行所の元隠密廻り同心・伊坂八郎兵衛は、命尽きかけていた。江戸の町で暴れる悪党を震え上がらせた「南町の虎」も、さすがに空きっ腹のうえ、吹きすさぶ如月の風雪には耐えられず、ついに朽ちかけた寺で草鞋を脱いだ。寒々とした伽藍に通され、冷たい粗菜を食わせてもらった八郎兵衛だったが、胡散臭い住職に恩を盾にされ、金箔がほどこされた観音菩薩を奪い返す役を請け負う羽目になってしまう。どうやら昨晩、一条戻橋あたりを隠れ家にしている曲者どもに盗まれたらしい。やむなく前金一両を受け取り、行くか行かぬか迷うまま島原の廓へ繰り出し、小見世の暖簾を潜った八郎兵衛は息をのんだ。なんと、屏風の隙間から現れた端女郎の葛葉は、別れも告げずに捨ててきた許嫁と瓜二つだったのだ。一夜の情を交わした葛葉を後に、身なりにそぐわぬ銘刀「堀川国広」を帯に差した八郎兵衛は、下っ端たちを苦もなく京の闇に葬り、首魁を追って芹生峠へと向かったが……。立身流の秘剣が、中山道でゴロツキを撫で斬り、北国街道でチンピラを一刀両断する! 剣豪放浪小説、シリーズ第一弾。
【編集担当からのおすすめ情報】
「死ぬがよく候」シリーズ刊行開始!
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