- 逆説の日本史 18(幕末年代史編 1)
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- 価格
- 858円(本体780円+税)
- 発行年月
- 2015年07月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094061864
[BOOKデータベースより]
アメリカを激怒させ、「徳川の終わり」をもたらした「言霊の国」のお粗末外交とは?
第1章 幕末から維新へ1 『前史』としての日米交渉史前編―オランダ国王開国勧告を拒絶した幕府の思惑(「ペリーは突然やってきた」という日本人の歴史認識の大誤解;「捕鯨船の寄港地」を求めて日本に開国を迫ったアメリカの事情 ほか)
第2章 幕末から維新へ2 『前史』としての日米交渉史後編―日本外交は「嘘つき」で「二枚舌」と喝破したペリー(開国を要求したアメリカ・ビッドル代将との「一週間の攻防」;アメリカの対日交渉を硬化させた「ビッドル代将暴行事件」 ほか)
第3章 幕末激動の十五年 一八五四年編―日米和親条約締結で意識的に行なった誤訳(「国家の大事」に対して日本の対応が常に“ドロナワ”になる理由;英語に堪能なジョン万次郎を日米交渉から外した「幕府高官」 ほか)
第4章 幕末激動の十五年 一八五五・五六年編―「徳川の終わり」を印象づけた安政の三大地震(黄金を大量に保有していた幕末日本は世界一「豊かな国」だった!?;「徳川政権の終わり」を決定的にした安政年間三つの巨大地震 ほか)
第5章 幕末激動の十五年 一八五七年編―「倒幕の大功労者」ハリスは何をしたか?(幕府を滅亡に追い込んだ「ハリスの“一見正当な”円ドル交渉」;ハリスが「一分銀という信用貨幣」を理解できなかった理由 ほか)
"アメリカを怒らせた幕末日本のお粗末外交!
嘉永6年(1853)、アメリカ東インド艦隊司令長官マシュー・ペリー率いる“黒船艦隊""が浦賀に来航した。「突然」の来航に浦賀奉行所は慌てふためいたが、じつはペリー来航の情報は、これより前にオランダ商館長より幕府にもたらされていた。ペリーは決して「突然」やってきたわけではなかったのだ。「何もしない」「問題先送り」体質にどっぷり染まった幕府は、アメリカ使節団への対応も後手後手にまわる。“偽奉行”に交渉させたり、「二枚舌」を使って交渉をのらりくらりと長引かせるなど幕府の「その場しのぎ」の対応に、当初は友好的な態度で交渉に臨んでいたアメリカ側は激怒。「砲艦外交」へと舵を切る……。しかしその後も、英語に堪能なジョン万次郎を「讒言」で交渉役から外したり、挙げ句の果てには条約文を意図的に「誤訳」したりとお粗末な外交を続ける幕府は、やがてその終焉を迎えることになる。
シリーズ累計500万部突破! ノンフィクションの金字塔、「幕末年代史編」第1部待望の文庫化です!"
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