[BOOKデータベースより]
18歳の春、バイク事故で1ミリも動かせなくなった体。事故前に戻ることが難しいなら、社会そのものを変えてやる。クリエイティブ集団「1→10.」CEOの異端経営。
1 あのころの絶望
2 俺は障害を受け入れない
3 起業資金は賠償金
4 ITバブル前史
5 リアルへの渇望
6 暗転
7 伝統文化のアップデート
8 サイバーボッチャ誕生
9 コロナと五輪
10 日本社会のポジティブスイッチ
逆境を楽しみ尽くす!
澤邊芳明の人生は、大学入学直前の1992年に突如暗転した。バイク事故によって頸髄を損傷。首から下は動かない。入院生活で幾度も絶望に打ちひしがれた末、ある思考に辿り着いた。
「俺は障害を受け入れない」
事故前の身体に戻ることは難しい。ならば社会そのものを変えよう――澤邊が「ポジティブスイッチ」を初めて意識した瞬間だった。
病室で、インターネット登場前のパソコンに情報技術の可能性を見抜き、ほぼ独学で習得。復学後、ワントゥーテンを京都に創業した。ネット広告で躍進を経て、東京進出。現在は、AIやXRなどの最先端テクノロジーを駆使するクリエイティブ集団として世界の注目を集める。
1ミリも体を動かせない経営者は、それゆえに自由を希求し、世界を動かし続ける。事故から約30年に及ぶ道のりを綴った本書は、異端経営者のビジネス立志伝にして、知的武装を可能にする思想書でもある。
特異な人生を歩んでいるように見える。しかし、彼が「ポジティブスイッチ」とよぶ問題解決アプローチは、「誰にでも再現できる」と澤邊は言い切る。
<私がお伝えしたいのは、ポジティブでいるということはあくまでスキルであり、誰でも習得できる思考法だということです>――本書より
【編集担当からのおすすめ情報】
いま著者は強烈なデジャブを感じています。「この抑圧された状態、あのときと似ている」。コロナ禍以降、他者との接触が制限された若者たちに、もしくは経済成長を止めた日本に行き場をなくす彼らに、事故当時の自らを重ねることもあるそうです。では、絶望から抜け出すためにはどうすればいいのか。本書にはそのメソッドが、実体験とともに綴られています。車イスに乗って、デジタルテクノロジーの先頭を疾走する著者による、初の自叙伝です。
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