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- 菩薩
-
由来と信仰の歴史
講談社学術文庫 2583
- 価格
- 1,012円(本体920円+税)
- 発行年月
- 2019年10月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784065173923
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[BOOKデータベースより]
菩薩とは、自己中心の修行者ではなく仏の慈悲行を通して一切衆生を救おうとする修行者である。釈迦菩薩に始まり、大乗仏教の発展の中で、弥勒、観音、勢至など「十方世界」に多くの菩薩が修行につとめていると考えられるようになったという。二十以上におよぶ各尊の由来や役割、形像の特徴、日本への伝来と信仰の歴史を、写真や図版をまじえて解説。
菩薩とはなにか
[日販商品データベースより]観音総論
観音各論
弥勒
文殊
普賢
虚空蔵
地蔵
その他の菩薩
観音菩薩をはじめ、弥勒菩薩、文殊菩薩、地蔵菩薩、日光・月光菩薩・・・などなど、様々な姿で親しまれ、信仰の対象となっている菩薩とは、いったいなにか。それぞれの名前の由来や、役割と利益、形像の特徴、日本への伝来と信仰の歴史などを分かりやすく解説する。
菩薩とは、サンスクリット語のボーディ=サットバに由来し、「悟りを求める人」という意味を持つ。それも、ただ自分中心の修行ではなく、仏の慈悲行を通して一切衆生を救おうとする、大乗仏教の理想的修行者像を意味する。最初は釈迦菩薩だけだったのが、大乗仏教の発展の中で、弥勒、観音、勢至・・・など「十方世界」に多くの菩薩が修行につとめていると考えられるようになったという。なかでも観音菩薩は、ヒンドゥー教の影響も受けて、十一面、千手千眼、馬頭など、多様な変化観音に分化し、その性格や利益をそれぞれに示している。
写真や図版、イラストをまじえて、20以上におよぶ各尊の特徴も示した、仏教学の入門書。仏像鑑賞の手引きにも最適。
〔原本:『菩薩―仏教学入門―』 東京美術、1982年刊〕