[日販商品データベースより]
小さな女の子の波との追いかけっこ。寄せてははかえす波との無心の遊び。
文もなく、2色だけで、だれの心にもある夏の思い出のきらめきや、ざわめきが表現された絵本。昨年、アメリカで刊行されるや、たちまち世界じゅうから、出版の申し込みが殺到した話題作です。
【対象年齢:5歳から大人まで】
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2008年に、アメリカで刊行されるや、たちまち世界各国から、出版の申し込みが殺到したと言われる作品。
原題は、「Wave」
日本では2009年の初版です。
この絵本の何が凄いかって、文字がない絵本なのに各国から出版依頼があったということ。
だから、翻訳と言っても、題名しか異りません。
ですから、それだけ、絵が物語る作品だということなのです。
しかも、使用されている色は、青と黒だけ。
物語は、女の子が、ママに連れられて海にやってくるシーンから始まります。
横長の変則型の絵本が、海の広がりを上手く表現しています。
右側のページが海の領域、左側のページが女の子とカモメの領域になっていて、打ち寄せる波は、ページの境目までしか到達出来ません。
それを逆手に取って、女の子が波をからかう仕草が絶品です。
女の子は、その境界を越えて波と戯れるようになるのですが、波に逆襲されてずぶ濡れになってしまいます。
でも、波はその代わりに貝殻のプレゼントを残してくれたりして、波との対話が実に小気味良いものとなっています。
波の打ち寄せる音、カモメのざわめき、女の子の声さえもが、正に聞こえんばかりの臨場感で迫ってくる絵は、計算し尽された構図と相まって、見るものを圧倒します。
類稀な表現力のある絵は、5歳位から上の年齢であれば、対象を選ばない素敵なもの。
お洒落という一言がピッタリの絵本です。(ジュンイチさん 40代・東京都 男の子12歳、男の子6歳)
【情報提供・絵本ナビ】