- もの食う人びと
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- 価格
- 792円(本体720円+税)
- 発行年月
- 1997年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784043417018
[BOOKデータベースより]
人は今、何をどう食べているのか、どれほど食えないのか…。飽食の国に苛立ち、異境へと旅立った著者は、噛み、しゃぶる音をたぐり、紛争と飢餓線上の風景に入り込み、ダッカの残飯からチェルノブイリの放射能汚染スープまで、食って、食って、食いまくる。人びととの苛烈な「食」の交わりなしには果たしえなかった、ルポルタージュの豊潤にして劇的な革命。「食」の黙示録。連載時から大反響をよんだ感動の本編に、書き下ろし独白とカラー写真を加えた、新しい名作文庫の誕生。
旅立つ前に
残飯を食らう
食いものの恨み
ピナトゥボの失われた味
人魚を食う
ミンダナオ島の食の悲劇
食と想像力
胃袋の連帯
うどんの社会主義
ベトナム銀河鉄道〔ほか〕
人は今、何をどう食べ、どれほど食えないのか。人々の苛烈な「食」への交わりを訴えた連載時から大反響を呼んだ劇的なルポルタージュ。文庫化に際し、新たに書き下ろし独白とカラー写真を収録。
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ユーザーレビュー (7件、平均スコア:5)
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【癒しの1冊】 とにかく感動しました。世界は広いということ。思いも寄らないような生活が世界中のいたるところにあること。それまでそうしたことを少しも想像しないで生きていたこと。いろいろなことに気づかせてもらいました。自分の足で行けるところには限りがあるけれど、本を読むことで、時間や距離に関係なく、いろいろなところに旅できるし、いろいろな人の話を聞くことができる。その素晴らしさも改めて味わいました。フィリピンの火山の麓に住む長老の、お酒についての一言が、お酒を飲む時いつも胸によぎります。お酒を飲むのは時に楽しくもあるけれど…
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
【その他】 大学院生のときに読みました。食べるという行為を考えさせられる一冊です。食に関わる仕事に携わっている人には読んでもらいたい一冊です。貪るように読んだのを覚えています。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
ものを食べること自体は万国共通だけど、ときには凄まじいものもあると教えてくれた本。つくづく日本は平和だなぁ、と思わされます。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
これを読んだ当時、私は高校生だった。異性と同じくらい(?)大きな関心事だった世界の平和と政情不安。そんな中、テレビのニュースよりも、ドキュメンタリーよりも、新聞よりも、リアルな映像として心に突き刺さったのが、この本だった。世界中の飢餓という現実を、愛をもって、そして食を通じて、リアルに体験、そして描写している。読後、青臭い正義感に燃え、旅に憧れを抱いた、面倒くさい高校生が誕生したことは言うまでもない。これを機に、文化人類学に興味を抱いたりしましたが、三日坊主だったなぁ。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
世界の不条理を、文学的な描写によって描き出す方法に感銘を受けた。これをもっと自分なりに発展させたいと初めて思った作品。現実における人間の尊さと美しさが今でも鮮明に脳裏に残っている。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
これを読んだ当時、私は高校生だった。異性と同じくらい(?)大きな関心事だった世界の平和と政情不安。そんな中、テレビのニュースよりも、ドキュメンタリーよりも、新聞よりも、リアルな映像として心に突き刺さったのが、この本だった。世界中の飢餓という現実を、愛をもって、そして食を通じて、リアルに体験、そして描写している。読後、青臭い正義感に燃え、旅に憧れを抱いた、面倒くさい高校生が誕生したことは言うまでもない。これを機に、文化人類学に興味を抱いたりしましたが、三日坊主だったなぁ。
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「3 SPECIAL BOOKS」レビューコメント
大学時代に先輩からプレゼントされた一冊。思うと、旅行記や海外ルポものを読み漁っていた気が。
世界の不条理を、文学的な描写によって描き出す方法に感銘を受けた。これをもっと自分なりに発展させたいと初めて思った作品。現実における人間の尊さと美しさが今でも鮮明に脳裏に残っている。
石井光太/作家
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/09/22
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】
これを読んだ当時、私は高校生だった。異性と同じくらい(?)大きな関心事だった世界の平和と政情不安。そんな中、テレビのニュースよりも、ドキュメンタリーよりも、新聞よりも、リアルな映像として心に突き刺さったのが、この本だった。世界中の飢餓という現実を、愛をもって、そして食を通じて、リアルに体験、そして描写している。読後、青臭い正義感に燃え、旅に憧れを抱いた、面倒くさい高校生が誕生したことは言うまでもない。これを機に、文化人類学に興味を抱いたりしましたが、三日坊主だったなぁ。
杉村貴行/編集長
3 SPECIAL BOOKS掲載日:2012/09/27
【情報提供・3 SPECIAL BOOKS】