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[BOOKデータベースより]
もしかすると私は焦っているのかもしれない。この一、二年、「こうしちゃあいられない」という気持が強くなった。私が生きて来た時代の宝物を記録しておきたいという気持が濃くなった。この一年間を振り返ると、思わずへなへなと脱力感に襲われるような、何ともだらしない事件や犯罪があいついだ。自分のことを棚にあげて「日本はいったいどうなるんだ?!」と心配になってしまうが、その答えはたぶん過去の中にもみつけることができるだろう。「大丈夫、そんなに悲観することはない。日本人、まんざら捨てたものじゃあないんだよ」―。そんな声が私には聴こえる。
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