[BOOKデータベースより]
本当の母を書くなら今しかない、私はそう覚悟を決めた―『九十歳。何がめでたい』の作家・佐藤愛子センセイ102歳の今と思い出を、ユーモアとペーソスたっぷりに綴った渾身の傑作エッセイ集。
座右の銘
書斎が病室になった
妄想の世界へ
黒の組織
最後に母に会った日
ケモノヘン
助けてください!
小さなアイちゃん
修復不可能
窮余の一策
そしてホームへ
ババアの総大将
母との約束
恋する怒りん坊
もの書く機関車
みんな火山のせい
茶の間の光景
勉強なんぞできんでよろしい
ワガママもんの人間愛
犬ばあさん〔ほか〕
幼い日の記憶から最晩年までの実像を活写!
ベストセラー『九十歳。何がめでたい』の作家・佐藤愛子先生が2026年4月29日に逝去しました(享年102)。「憤怒の人」「怒りの佐藤」と呼ばれた愛子先生の娘で、一つ屋根の下に長く暮らした杉山響子さんが、自身の記憶の中にある母との濃密な思い出から認知症になった最晩年までを、愛情と哀切たっぷりに綴り、現在10万部を突破するベストセラーエッセイ集です。
【続々大重版!大絶賛!】
◎俵万智さん
「目の前の母に振り回されながら、かつて母に振り回された
思い出を、とっておきのものとして書く。時に大笑いしながら、
こんな乗りこえ方があるんだと胸が熱くなりました」
◎阿川佐和子さん
「どうして文士とは、総じてワガママで変人なのか。
そして、文士の子どもがこれほど酷い目に遭っているというのに、
どうしてみんな笑うのか!まことに不可解!」
◎真矢ミキさん
「泣いて笑っての大忙しで読みきりました。
昭和の音がみるみる広がり、私の大切な記憶まで
この本の中で居場所を見つけたようで嬉しかったです。
佐藤愛子さんは人間遺産です」
◎朝日新聞「折々のことば」(2026年3月25日付)で紹介されました。
【編集担当からのおすすめ情報】
杉山響子さんは、「母が亡くなった後では、この本は書けなかった」と仰っています。
愛子先生が認知症になり、記憶をなくしていく中で、「私だけが覚えている」母との大切で幸福な記憶を綴っていただきました。先生が生前にこの本をお読みになることはできませんでしたが、響子さんは便せん7枚にわたるお手紙とともに『憤怒の人』を納棺されたそうです。
先生はどんなふうに仕事をし、どんな母親だったのか。『憤怒の人』の中には、在りし日の先生の、実に先生らしいハチャメチャなエピソードが詰まっています。笑い声や憤怒する姿がありありと浮かびます。
最晩年、先生が認知症になってからのエピソードには、老親を介護をされているかたに参考になる心構えや、共感するお話も多いと思います。ぜひお手にとってご覧ください。
(すぎやま・きょうこ)1960年東京生まれ。愛子センセイの愛読者にとっては「娘と私」シリーズでもお馴染み。佐藤愛子を母に、田畑麦彦を父にもち、幼少期に両親の離婚を経験。89年に結婚し91年に桃子を出産。映画『九十歳。何がめでたい』では真矢ミキさんが響子役を演じた。
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