- イスラーム金融
-
贈与と交換、その共存のシステムを解く
新評論
桜井秀子
- 価格
- 2,750円(本体2,500円+税)
- 発行年月
- 2008年09月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784794807809

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[BOOKデータベースより]
信頼と関係性を保ち、贈与と交換が混交するイスラーム的市場。その構造の総体を捉え、混交市場が放つ真の合理性の核心に迫る。
第1章 イスラーム世界のビジネス・エートス(グローバル化への静かな抵抗とイスラームへの回帰;イスラーム勃興の社会・経済的背景 ほか)
[日販商品データベースより]第2章 シャリーア・コンプライアンスの基本事項―イスラームにおけるカバナンスとコンプライアンス(財の獲得と所有について;財の増殖について ほか)
第3章 イスラーム金融の取引形態(イスラーム金融市場の急成長;現代イスラーム金融システムの展開 ほか)
第4章 喜捨と交換の混交経済(交換一元化の傾向;市場経済における贈与の必要性 ほか)
第5章 中道をめざす社会と経営(交換と贈与の中道;近代的“非合理性” ほか)
独自の〈交換/贈与混交市場〉の構造を総合的に捉え、
イスラーム社会の全体像を発見・解読する
21世紀に入り、グローバル金融市場の拡大は著しい。そこでは金融そのものが打出の小槌のごとく利益を生み出し、マネーゲーム化した社会に生きるために、金融リテラシーが求められるほどである。
このような状況とは対照的に急浮上してきたのが、イスラーム金融市場である。そこでは独自のコンプライアンスをもとに、実体性と倫理性に主眼をおく投資が行なわれている。その歴史は長く、イスラーム法に基づく取引は、イスラーム社会において伝統的に培われてきた。
本書は、このようなイスラーム金融市場の基本構造を、社会とのつながりも含めて明らかにするものである。