- 在庫状況:品切れのため入荷お知らせにご登録下さい
- 母の庭
-
涌井ひろみ歌集
ふらんす堂
涌井ひろみ
- 価格
- 2,970円(本体2,700円+税)
- 発行年月
- 2021年01月
- 判型
- B6変
- ISBN
- 9784781413341
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
-
友は司書
-
涌井ひろみ
価格:2,970円(本体2,700円+税)
【2024年01月発売】
ユーザーレビュー
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
[BOOKデータベースより]
定点観測
[日販商品データベースより]身のほとり
馬と会ふ
羈旅
皇室アルバム
父と母
記憶のてざはり
十一月の連作十五首
右往左往のこの時に「言の葉のそよぎ」を集め見えてくる木はあるだろうか。しかし誰もが不安と迷いの中、生きることこそが仕事だと、なんとか日々を過ごしてきたのだからと前を向き、自粛の間も変わることなく青々としたその姿に、唯一息をつくことのできた場所『母の庭』をタイトルに決めた。
(あとがきより)
■作品紹介
五月闇心ふさぐ日湯をわかし玉ネギスープの渦を見てゐる(市原)
少女らの歌ふ聖歌のあやふさに雪の香りの水仙うつむく
靴紐をきゆつと結んで外に出る今日おきることこぼさぬやうに
地に還るはしきものたち朝に充つ空蝉かなぶん白さるすべり
墓浄め君が好物鮨見れば巻き戻される病室の日々
やはらかくどこかつながる人々はト音記号の丸みの中に
シルバーのフライ返しは幾千の卵をすくひ朝を励ます