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- 亡命者たちの上海楽壇
-
租界の音楽とバレエ
オルフェ・ライブラリー
- 価格
- 2,860円(本体2,600円+税)
- 発行年月
- 2019年03月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784276371125
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[BOOKデータベースより]
1920年〜40年代、ロシア人亡命者・ユダヤ人避難民によって上演された租界における上海楽壇の音楽とバレエの実像が、いま初めて明らかになる!
第1章 ライシャム劇場―西洋と東洋の万華鏡(上海最古の西洋式劇場;工部局オーケストラ ほか)
[日販商品データベースより]第2章 上海楽壇―モダニズムからコンテンポラリーへ(上海楽壇とは;一九三九年の上海楽壇―亡命音楽家の流入による新時代 ほか)
第3章 上海バレエ・リュス―極東でディアギレフを追い求めたカンパニー(上海バレエ・リュス;一九三四年十一月、上海バレエ・リュス結成される ほか)
第4章 巡業するヴィルトゥオーソたち―興行主A.ストロークのアジア・ツアー(極東のインプレサリオ誕生;ストロークとは何者だったのか? ほか)
第5章 外地と音楽マネジメント―原善一郎と上海人脈(音楽マネージャー、原善一郎;原と上海交響楽団 ほか)
租界都市上海には、欧米人による音楽文化が深く根付いており、19世紀にはオーケストラや西洋式劇場を有していた。さらに20世紀に入ると、ロシア革命を逃れたロシア人亡命者、ナチの迫害を逃れたユダヤ人避難民のなかの第一級の音楽家が、ペテルブルク、モスクワ、パリ、ベルリン、ヴィーンなどの最前線の音楽を、上海租界にもたらした。本書では1920年〜40年代の、亡命者たちの「上海楽壇」における音楽とバレエの実像を、精密かつ鮮明に描き出す。オーケストラ・演奏家・バレエ団などが、いつ、何を上演し、人々がどう受け止めたのかは、これまで明らかになっていなかったが、近年公開やデータベース化が進む上海租界で発行された外国語新聞を通して、読み取れるようになった。また、朝比奈隆、小牧正英、山田耕筰、原善一郎など多くの日本人に引き継がれた上海楽壇からの遺産の様相、および興行主A.ストロークのアジア・ツアーの全容も、本書で初めて明らかになる。