ゲスト さん (ログイン)
ゴールデンウイークの営業についてのご案内
オンライン書店【ホンヤクラブ】はお好きな本屋での受け取りで送料無料!新刊予約・通販も。本(書籍)、雑誌、漫画(コミック)、洋書など在庫も充実
文藝春秋 立石泰則
二期連続で七千億円もの赤字を計上した「パナソニック・ショック」。日本的経営の象徴であり、日本を代表するメーカーが凋落してしまったのはなぜなのか。それは創業者・松下幸之助に発する根源的問題と、度重なる経営者の失策、そして技術の流れを大きく見誤った戦略ミスにある。二十年以上にわたり取材を続けた著者による渾身のレポートである。
第1章 私と松下幸之助第2章 幸之助と松下電器第3章 中興の祖山下俊彦第4章 戦略的な経営第5章 創業者なき経営第6章 破壊の時代第7章 パナソニック再建のために
パナソニック、お前もか! ソニーと並んで日本を代表するエレクトロニクス企業であるパナソニックも二年連続で7000億円もの大赤字出してしまった。なぜパナもダメになってしまったのか。多くのビジネスマンの疑問に真っ向から答えたのが本書である。歴代の社長インタビューをはじめとして、著者の20年以上にわたる取材、その成果である企業分析は圧巻である。優れた技術力と販売力で躍進を続けてきた松下電器。「経営の神様」松下幸之助の経営理念は、いかに変質したのか。またどこで誰が誤ったのか。まず著者は、幸之助の人生をたどりながら、日本的経営の典型といわれる松下流の経営の本質に迫る。 よく誤解されているが、幸之助は決して貧しい階層の出身ではない。父の代で米相場に失敗し 没落していたが、元は庄屋の出身である。若き総領であった幸之助は、松下家の再興というプレッシャーと生来の虚弱体質から、辛い日々を過ごした。そのなかで、幸之助は「他人の顔色を窺う」能力を磨いた。これが小さな町工場だった松下電器を世界のパナソニックに育てた原動力となったのである。「他人に任せる」ことから事業部制が生まれたり、「共存共栄」の経営姿勢が生まれた。同時に人手不足を補うために、幸之助は独自のM&Aを行ったことで知られる。 パナソニックは、ソニーのように独創性の高い製品を追い求めるというより、「廉価で高品質な製品」を大量に販売してきた。ソニーが技術指向の会社なら、パナは市場指向の会社であったのだ。幸之助を神格化し始めたころから、パナは市場の声を聞かなくなった。幸之助の精神は失われ、中村社長時代に至って完全に壊れてしまった。筆者(立石)は、幸之助を神様にしてしまったことが、会社を傾かせた原因と観る。幸之助は神様ではなく「完全なる常識人」である、この原点に立ち返ることこそ、パナソニック再生の鍵と指摘している。
この商品をご覧のお客様は、こんな商品もチェックしています。
立石泰則
価格:2,640円(本体2,400円+税)
【2019年12月発売】
ページ上部へ戻る
この商品に寄せられたカスタマーレビューはまだありません。
レビューを評価するにはログインが必要です。
この商品に対するあなたのレビューを投稿することができます。
本好きのためのオンライン書店
Honya Club.comは日本出版販売株式会社が運営しているインターネット書店です。ご利用ガイドはこちら
1位
又吉直樹
価格:1,320円(本体1,200円+税)
【2015年03月発売】
一覧を見る
[BOOKデータベースより]
二期連続で七千億円もの赤字を計上した「パナソニック・ショック」。日本的経営の象徴であり、日本を代表するメーカーが凋落してしまったのはなぜなのか。それは創業者・松下幸之助に発する根源的問題と、度重なる経営者の失策、そして技術の流れを大きく見誤った戦略ミスにある。二十年以上にわたり取材を続けた著者による渾身のレポートである。
第1章 私と松下幸之助
[日販商品データベースより]第2章 幸之助と松下電器
第3章 中興の祖山下俊彦
第4章 戦略的な経営
第5章 創業者なき経営
第6章 破壊の時代
第7章 パナソニック再建のために
パナソニック、お前もか! ソニーと並んで日本を代表するエレクトロニクス企業であるパナソニックも二年連続で7000億円もの大赤字出してしまった。なぜパナもダメになってしまったのか。多くのビジネスマンの疑問に真っ向から答えたのが本書である。歴代の社長インタビューをはじめとして、著者の20年以上にわたる取材、その成果である企業分析は圧巻である。優れた技術力と販売力で躍進を続けてきた松下電器。「経営の神様」松下幸之助の経営理念は、いかに変質したのか。またどこで誰が誤ったのか。まず著者は、幸之助の人生をたどりながら、日本的経営の典型といわれる松下流の経営の本質に迫る。
よく誤解されているが、幸之助は決して貧しい階層の出身ではない。父の代で米相場に失敗し 没落していたが、元は庄屋の出身である。若き総領であった幸之助は、松下家の再興というプレッシャーと生来の虚弱体質から、辛い日々を過ごした。そのなかで、幸之助は「他人の顔色を窺う」能力を磨いた。これが小さな町工場だった松下電器を世界のパナソニックに育てた原動力となったのである。「他人に任せる」ことから事業部制が生まれたり、「共存共栄」の経営姿勢が生まれた。同時に人手不足を補うために、幸之助は独自のM&Aを行ったことで知られる。
パナソニックは、ソニーのように独創性の高い製品を追い求めるというより、「廉価で高品質な製品」を大量に販売してきた。ソニーが技術指向の会社なら、パナは市場指向の会社であったのだ。幸之助を神格化し始めたころから、パナは市場の声を聞かなくなった。幸之助の精神は失われ、中村社長時代に至って完全に壊れてしまった。筆者(立石)は、幸之助を神様にしてしまったことが、会社を傾かせた原因と観る。幸之助は神様ではなく「完全なる常識人」である、この原点に立ち返ることこそ、パナソニック再生の鍵と指摘している。