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[日販商品データベースより]
著者は、本年90歳にしてなお千葉市内でクリニックを営む現役の内科医。東京大学医学部冲中内科で糖尿病学の研究を開始、ハーバード大学付属ジョスリン糖尿病研究所での研究を経て、東大専門外来では糖尿病網膜症に対する内服薬の有効性を証明し、WHO血管障害国際比較研究には日本代表の研究員として参加、日本に動脈硬化性疾患の少ないこと、死亡率の低いことを示すなど、日本において糖尿病治療の黎明期から挺身してきた、糖尿病治療のエキスパートです。その豊富な経験から得た長寿・健康のための指針が、著者の造語による「養生学」です。その要諦は「慎む」「考える」「鍛える」にあります。著者は、昭和一桁に生まれ、「医学」が頂点へと達する過程を経験できた幸運を感じてはきたが、一方で 「医療」は、近代科学に基づいて行なわれてはいるものの「科学」ではないことも痛感している、と言います。「医療」には「医学」だけで済まない部分があまりにも大きく、特定の治療手段を受け入れるか否かは個人の判断であり、むしろ各人の人生観をもとに、自らの「哲学」に従って対応するもの、と考えているのです。その結果、著者は、現代は、静かに“慎む”ことに加え、情報洪水の中で各人が少し立ち止まって“考え”、さらに、最近では家庭及び学校の教育の中でほとんど欠如してしまった積極的に“鍛える”ということの重要性が増していると考え、「養生学」という言葉に辿りつきました。本書はまず、貝原益軒、杉田玄白、福沢諭吉が残した健康論を俎上に載せ、先人の知恵に学ぼうとします。次いで、“慎む” “考える” “鍛える”の具体例を、自ら創案・実践している健康法を交えつつ述べていきます。本書は、90年に及ぶ医学知識の蓄積が生んだ、体験的健康・長寿論の白眉と言えましょう。