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- みえない雲
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小学館文庫 ハ6ー1
Die Wolke.- 価格
- 726円(本体660円+税)
- 発行年月
- 2006年12月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784094081312
[BOOKデータベースより]
あるドイツの原子力発電所で爆発事故が起き、町はパニックに陥った。学校に未だかつて聞いたことのない警報が鳴り響く。十四歳のヤンナ‐ベルタは、弟とともに右往左往の避難を開始し、その間にも汚染された空気が迫ってくる。はたして彼女は家族と無事に会えるのか…。死傷者数万人ともいわれた世界の原発史上最悪の事態となった旧ソ連・チェルノブイリ爆発事故。その翌年に発表された本作品が、事故後二十年を経て映画化された。ドイツの約三倍の原発を持つわが国にとって、改めて危機感を募らせる衝撃的な近未来小説である。
[日販商品データベースより]世界の原発史上最悪の事態となったチェルノブイリ爆発事故から20年が経つ本年12月、1本の映画が公開される(シネカノン有楽町にて’07年正月第一弾ロードショー)。あるドイツの原発で爆発事故が起き、町はパニックに陥り何の罪もない市民が巻き込まれるというドラマだ。本作品はその原作である。被爆した14歳の少女が見た社会の混乱と肉体的な疾患のリアルな描写は、ドイツの約3倍の原発を持つ我が国にとってあまりに衝撃的な近未来小説である。
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ナビのレビューを見て今読まなければと思い、図書館で借りてきました
この本は1987年に出版されていますが、残念なことに借り手がいなくなり、地下書庫にありました
訳者あとがきにも書いてありましたが、大変な事故も「風化」して、人々から忘れ去られてしまう現象がここにもありました
この物語はもし西ドイツで原発事故が起きたらと言う仮定ものとに書かれたフィクションです
でも読み進むにつれて、今日本で起きていることと同じようで、正直恐ろしくなりました
現実に日本でもかなり報道は規制されています。実際に放射能が一番濃く流れたのは3月15ー17くらいと、今頃になって発表し、すでに汚染されたものが全国に出回っているのはみなさんご存じのとおりです
この本の副題に「何も知らなかったとはもう言えない」とありますが、報道されなない事は、なかったこととは限らないということを、私たちは知らなければならないのです
訳者が「最後の子どもたち」の一部を引用した言葉が、心に残ります
未来の子供たちからのメッセージとして、ぜひ親子で読んで頂きたいと思います(風の秋桜さん 40代・埼玉県 男の子、男の子)
【情報提供・絵本ナビ】