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- 貧乏大名“やりくり”物語
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たった五千石!名門・喜連川藩の奮闘
講談社+α文庫 E58・1
- 価格
- 638円(本体580円+税)
- 発行年月
- 2016年08月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062816878
[BOOKデータベースより]
足利将軍家末裔にして、名目上は徳川将軍の臣下ではなく客分。でも、家柄は高くても、石高は泣いても笑っても、たった五千石…。大大名ですら経営苦にあえいでいた江戸時代、喜連川藩の財政はいつも火の車だった。それでも、領地を愛し、領民を慈しみ(増税はするけれど)、誇り高き代々の当主「御所さま」は、おの手この手で金を稼ぎ、藩を見事明治まで長らえさせた。その汗と涙の“やりくり”奮闘記!
第1章 百万石から一万石まで、大名家のやりくり算段(大大名の貧乏暮らし;奮闘する小大名)
第2章 五千石でも十万石「格」大名、喜連川氏の正体(百万石と張り合う五千石;喜連川藩を成立させた「美貌の城主夫人」;だから、「御所さま」)
第3章 御所さまのやりくり算段(宿場が基幹産業;御所さまのやりくり;加増の機会が来た!;御所さまの共産主義;領民の暮らしと宿場を守る御所さま;全ては領民のために;頼みは養子の持参金;嵐の中で)
家柄は抜群、百万石並の高待遇。でも、石高はたった五千石、藩財政は火の車。そんな弱小藩が明治まで生きのびた!汗と涙の物語。
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足利将軍家末裔にして、名目上は徳川将軍の臣下ではなく客分。しかし、家柄は高くても、石高は泣いても笑っても、たった五千石。大大名ですら経営苦にあえいだ江戸時代、喜連川藩の財政は火の車だった。それでも、領地を愛し、領民を慈しみ(増税はするけれど)、誇り高き代々の当主「御所様」は、あの手この手で金を稼ぎ、藩を明治まで長らえさせた。涙ぐましきその奮闘ぶりを見よ!