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- ネコソギラジカル 下
-
講談社文庫 に32ー9
青色サヴァンと戯言遣い
- 価格
- 1,078円(本体980円+税)
- 発行年月
- 2009年06月
- 判型
- 文庫
- ISBN
- 9784062763899
[BOOKデータベースより]
「多分…それで、おしまいですから」。世界を救うため“人類最悪の遊び人”狐面の男と対決する決意をした“戯言遣い”いーちゃん。復活した哀川潤とともに決戦の場に向かう。最悪対最弱、最終対最強の戦いの結末は。「戯言シリーズ」ここに完結。
[日販商品データベースより]ぼく達は、幸せになった。
「戯言シリーズ」完結!
言葉ですべてを説明することはできるのか、言葉では何も説明することができないのか。言葉はすべてを意味付けするのか、言葉はすべてから意味を奪うのか。ありとあらゆる森羅万象はいずれ形骸化し、崩壊していく。いつも見えていたはずのものはいずれ見えなくなり、いつかつかんだはずのものはいつの間にか手の内から滑り落ちている。確かなものは何もなく、不確かなものさえ何もなく、根こそぎ総じて夢だったかのように、根こそぎ総じて現実だったかのように、だけど頼りなく折れた柱はそれでも林立し続け、観客が一人もいない舞台で、それでも風車はくるくると回り続ける。今までずっと偽りを偽り続けてきた不誠実な戯言遣い、つまりこのぼくは、11月、最後の決断を下すことになる。それは決断であり、決意であり、そして決別だった。何も得ることなく生きてきたぼくは、すべてを失うことになる。言葉以外のすべてを、失うことになる――戯言シリーズ第6弾
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- 曖昧主義
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戯言の終わり
戯言シリーズ(クビキリサイクル・クビシメロマンチスト・クビツリハイスクール・サイコロジカル上下・ヒトクイマジカル・ネコソギラジカル)の締めの一巻です。
この戯言シリーズの途中からこの巻まで引っ張ってきた主人公戯言遣いの過去は明かされませんが、
むしろ過去は明かされなくて良かったです。同じように名前しか出てこなかったキャラクターもいますが、
そのキャラクターも西東天の言葉を借りれば、縁がなかった。ということでしょうし、
戯言遣いの過去は物語に縁がなかった、とも思えます。
最後はハッピーエンド、でしたね、若干最後は「きみとぼくの〜」のストーリーに繋がっているような気もしますが・・・
ともかく全シリーズを通して一切飽きがなく、終始漂うシニカルな雰囲気が好きでした。