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[BOOKデータベースより]
家を焼かれた物部の姫・広足は、験者の長に連れ歩かれていた。妖を消し、蘇我の神を滅し、古の神を痛めつける大蔵を見て、敵に治癒の呪を唱えてしまう広足。形勢が逆転し、瀕死となった大蔵が助けを求めたのは、賀茂の行者・小角だった。師を助けるなら広足自身を捧げろと言う小角に、広足は頷いた。かくして日本最初の仙人、賀茂役小角と、山の神々との冒険が始まる。
[日販商品データベースより]大革命から5年。物部の姫と賀茂役小角、そして古の神々の冒険が始まる…。私たちが知らない験者を、皇子を、神を、妖を、歴史と物語に乾坤一擲を賭す仁木英之が、魂を込め描く。
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価格:715円(本体650円+税)
【2015年07月発売】
家を焼かれた物部の姫・広足(ひろたり)は、験者の集団である賀茂の一族の長・大蔵(おおくら)に弟子入りすることになった。
蘇我氏への反乱を企む鎌足に雇われた大蔵は、蘇我の神を討ち滅ぼし、宮中に残っていた妖を殲滅していく。一方的に相手を痛めつける大蔵を見て、妖に治癒の呪を唱えてしまう広足。
形勢が逆転し瀕死の大蔵が助けを求めたのは、賀茂の行者・小角(おづの)だった。青い光をまとい現れた青年は、広足に問う。
「娘よ。なぜ古き者を助けた」
答えられない広足に対し、小角は大蔵を助けてほしいなら、広足自身を捧げろと言う。広足が頷いたのを見て、小角は天竺の術を使って妖と対話し、飛鳥の宮から離れるよう願った。
そして妖が退き、宮殿に鎌足と中大兄王子が駆け込んできたとき、さきほどまでいたはずの小角の姿は消えていた。
そして5年後、広足のもとに一本の木簡が届く。
「約束の時は至れり」
かくして賀茂役小角と物部の末裔・広足、そして山の神々との冒険が始まる。