- ユーラシアの女性神話
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ユーラシア神話試論2
Mythes Feminins D’Eurasie中央大学出版部
フィリップ・ヴァルテール 渡邉浩司 渡邉裕美子- 価格
- 2,420円(本体2,200円+税)
- 発行年月
- 2021年08月
- 判型
- A5
- ISBN
- 9784805751831
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価格:2,200円(本体2,000円+税)
【2019年07月発売】
[BOOKデータベースより]
第1部 1柱でありながら多重化した女神(豊穣の女神―ケルトの母神から中世の妖精まで;『薔薇物語』におけるアボンド夫人と亡霊)
[日販商品データベースより]第2部 女神の変身(雁とペドーク;ソルグンナ―アイルランドから来たアザラシ女;鮭女と9番目の彼(『カレワラ』第5章);スキタイのメリュジーヌ)
第3部 異界にある女神の住処(神聖な機織り場の神話(ホメロス、『古事記』、クレティアン・ド・トロワ);異界の女王(『ガンガモールの短詩』、浦島伝説、ソーマデーヴァ))
第4部 人間界でのかりそめの暮らし(羽衣とケルト人の「白い女神」;アマテラスと笑ったことのない娘―民話の国際話型ATU571をめぐって;発見された観音像と聖母マリア像―ユーラシアの大女神を祀る聖殿の創建譚をめぐって;メリュジーヌとトヨタマヒメ)
『アーサー王神話大事典』や『中世の祝祭』などの著作で知られるフィリップ・ヴァルテールが、主として中世期の文献に登場する「女神」や女神的存在を、ユーラシア神話の観点から分析した12編の論考をまとめた独創的な論文集。2019年7月に刊行された『英雄の神話的諸相』に続く、『ユーラシア神話試論』の第2巻。4部構成の本書では、第1部でケルト文化圏の女神が見せる3者1組の姿、第2部でヨーロッパの女神の動物への変身、第3部で異界に位置する女神の住処が取り上げられ、第4部で妖精メリュジーヌとトヨタマヒメなどの日本とヨーロッパの女神および女神的存在が比較検討されている。