[BOOKデータベースより]
十九世紀末から二十世紀初頭にかけて、生理学や神経学、病理学などの医学は「生命」をモニタリングするために、何を、どのように記録しようと試みたのか。顕微鏡やX線といった映像化技術を駆使して生命を把持し統制しようと格闘した歴史を、多様な事例と豊富な図版から明らかにする。
序章
第1章 科学と映画
第2章 「破壊実験」―生理学における映画的刻印
第3章 神経学的まなざしの病因学
第4章 身体のミクロ物理学―顕微鏡と映画
第5章 分解される身体―X線と映画
第6章 女性とX線写真術という公的文化
19世紀末から20世紀初頭にかけて、医学は「生命」をモニタリングするために、何を、どのように記録しようと試みたのか。顕微鏡やX線といった映像化技術を駆使して生命を把持し統制しようと格闘した歴史を、多様な事例と豊富な図版から明らかにする。