- 博物館の政治学
-
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2001年08月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784787231895
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[BOOKデータベースより]
1940年代の日本。「皇国民の錬成」を究極目標とする天皇制イデオロギーに媒介された“精神性”と、総力戦の遂行に必要な軍事力に直結する“科学性”という異質な二要素を体現する装置として、国史館と大東亜博物館という幻の博物館計画があった。ナショナリズムの殿堂として日本で最初の国立の歴史博物館となるはずだった国史館、そして、大東亜共栄圏を旗印にした植民地支配のプロパガンダ施設として「優秀な日本文化」を展示するための大東亜博物館。国家がその威信をかけて計画したこの二つの博物館構想を軸にして、天皇即位などの皇室儀礼や1940年の「紀元二千六百年」を契機にした博物館設立運動なども視野に入れながら、植民地主義とナショナリズムとを展示する権力のモニュメントとしての博物館を丹念に検証する。
序章 博物館の「政治性」をめぐって
[日販商品データベースより]第1章 博物館と政治世界
第2章 ナショナリズムの祭典のなかで―幻の「国史館」計画
第3章 “精神性”から“科学性”へ―科学政策・教育政策の展開と博物館
第4章 植民地主義と博物館―イデオロギーとしての「大東亜博物館」
終章 そして戦後へ
かつて「国史館」と「大東亜博物館」という幻の博物館計画があった。国家が威信をかけ計画したこの博物館構想を軸に、植民地主義とナショナリズムとを展示する権力のモニュメントとしての博物館を検証する。