- 駄菓子屋・読み物と子どもの近代
-
- 価格
- 1,760円(本体1,600円+税)
- 発行年月
- 2000年05月
- 判型
- B6
- ISBN
- 9784787231741
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[BOOKデータベースより]
近代的な子ども観の発見は子どもの権利を意識する一方で、子どもを“子どもの領分”に押し込めながら隔離し、いまや“子ども不在”の社会が形成されるまでになった。しかし、子どもは本当に与えられるだけの存在なのだろうか。社会が急速な変貌を遂げた20世紀初頭の駄菓子屋と読み物にかかわる子どもの姿をさまざまな文献を渉猟することで探り出し、子どもがみずから積極的に参加し選択する存在であったことをあきらかにする。そして、子どもは保護され育成される存在であるという固定観念から離れ、近代的な子ども観が与えた光と影を丹念に読み解くことで来るべき21世紀の大人と子どもの新たな関係性を探り、そのための子ども観を提示する。
第1章 「児童の世紀」の光
第2章 「児童の世紀」と読書の喜び
第3章 子どもの消費生活と駄菓子屋
第4章 「児童の世紀」の影
第5章 ふたたび光を求めて―個性としての“子ども”